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【1枚でズバリ!?】人、作業、青果物じゃなくって成果物 (^^;

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人、作業、成果物を理解することが重要(画像をクリックすると拡大表示されます)

前からやりたかったのですが、プレゼンテーション スライドを1枚だけ取り出し、解説するというのを。ちょっと新たな試みとしてやってみることにしました。

ソフトウェア開発だけではありませんが、多くの仕事が人と作業と成果物で成り立っていると言えます。その証拠に、ソフトウェア開発プロセスは多々あれど、どれをとっても必ずこの3つの要素が基本として扱われています。

たとえば、Microsoft Solutions Framework (以下、MSF)では、ロール、アクティビティ、作業生産物と表現され、Rational Unified Process(以下、RUP)では、役割、作業、成果物と表現されています。ですが、これは訳し方の違いによるところが大きく、どちらでも、Roles、Activities, Work Products というものを指しています。

何かに迷ったら、ちょっと違うな・・・と思ったら、ちょっとこの3つを思い返してみてください。自分が直面している課題を整理するために。

この3つの要素は、開発プロセスを作成したり、テーラリングしたり、はたまたプロセス改善を行ったりするときに必ず押さえておく必要がでてきます。というか、これが基本となるはずです。そうじゃないと、チームメンバーは気持ちよく働けないですよね?(^^)
# 次の作業へ引き継ぐには、成果物の受け渡しが重要になってきますが、タイミングなど作業が重要になります。そしてなにより、やっぱり人なんですよね。

で、これらの要素を見ていくと、作業→タスク管理、バグ管理・・・、成果物→ソフトウェア構成管理(含む、バージョン管理)とそれぞれ管理領域があることがおのずとわかります。要するに、タスク管理やバグ管理、ソフトウェア構成管理は、チームで開発する上で、開発プロセスを実践するうえで欠かすことができないということがわかりますね(^^)

これらの管理要素をうまく構成・連携できると、人が気持よく仕事ができるようになるわけですね。気持ちよくいかないなら・・・きっとどこかで動脈硬化を起こしているんでしょう。

ちなみに、Team Foundation Server では、タスクやバグといったものを総称して作業項目と呼び、作業項目の管理・トラッキングができるようになっています。そして、ソース管理としてソフトウェア構成管理が行えるわけです。この二つの管理要素を包含しているだけではなく、同一リポジトリで一元管理されているので、連携がシームレスなのも大きな特長になります。作業項目と変更セットが常に関連付けられた状況を作ると人、作業、成果物が見える状況を維持できるんですね(^^)

現在 Think IT にバグ管理をテーマに記事を執筆していますが、バグについても上述したことを考えていただくと皆さんの開発現場の改善に何か役に立つかもしれません。。。

長くなってきたのでこの辺で、やめておきます。。。

過去の関連投稿:

ながさわともはる

Comments

  • Anonymous
    March 04, 2008
    The comment has been removed
  • Anonymous
    March 10, 2008
    今、 バグ管理の連載を Think IT さんで展開中 ですが、関連する用語を。 DCT - Defect and Change Tracking ご存知でしょうか?バグ管理のことを Bug Tracking