セキュリティ チャネルの設定
セキュリティ チャネル設定は、チャネルでセキュリティを適用および検証する方法を制御します。 各セキュリティ チャネル設定は、プロパティと値のペアのコレクションで表され、列挙 WS_SECURITY_PROPERTY_IDによって定義されたプロパティ キーが使用されます。 コレクション内の各プロパティには、適切な既定値があります。 これらの既定値により、セキュリティ チャネルの設定を指定せずに、セキュリティの説明を定義して使用できます。
セキュリティ バインディング設定 には、 WS_SECURITY_BINDING_PROPERTY 構造体によってキーが定義されているプロパティと値のペアの同様のコレクションが含まれています。 この 2 種類の設定の違いは、セキュリティ チャネル設定のスコープがセキュリティの説明 (つまり、チャネル全体のセキュリティ プロパティを含む) であるのに対し、セキュリティ バインド設定のスコープはセキュリティ バインディングの 1 つに限定され、多くのセキュリティ バインドが存在する可能性があることです。 そのため、たとえば、3 つのセキュリティ バインドを含むカスタム セキュリティ記述には、チャネル全体に 1 つのセキュリティ チャネル設定バッグと 3 つのセキュリティ バインド設定バッグ (セキュリティ バインドごとに 1 つ) が含まれます。
セキュリティ チャネルの設定では、次の列挙が使用されます。
- WS_PROTECTION_LEVEL
- WS_REQUEST_SECURITY_TOKEN_PROPERTY_ID
- WS_SECURITY_ALGORITHM_ID
- WS_SECURITY_ALGORITHM_PROPERTY_ID
- WS_SECURITY_HEADER_LAYOUT
- WS_SECURITY_HEADER_VERSION
- WS_SECURITY_PROPERTY_ID
- WS_SECURITY_TIMESTAMP_USAGE
- WS_XML_SECURITY_TOKEN_PROPERTY_ID
セキュリティ チャネル設定では、次の構造が使用されます。
- WS_REQUEST_SECURITY_TOKEN_PROPERTY
- WS_SECURITY_ALGORITHM_PROPERTY
- WS_SECURITY_ALGORITHM_SUITE
- WS_SECURITY_PROPERTY
- WS_XML_SECURITY_TOKEN_PROPERTY