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セキュリティ バインドの設定

セキュリティ バインディング設定は、セキュリティ トークンの取得方法または使用方法を制御します。 これらは、列挙体 WS_SECURITY_BINDING_PROPERTYによって定義されたプロパティ キーを持つプロパティ値のペアのコレクションとして表されます。 コレクション内の各プロパティには適切なデフォルト値があります。 その結果、セキュリティ バインディング設定を指定せずにセキュリティ記述を定義して使用することが可能になります。

WS_SECURITY_PROPERTY_ID 列挙体によってキーが定義されるプロパティを使用したチャネル全体のセキュリティ設定の詳細については、「セキュリティ チャネル設定」を参照してください。

次の API 要素は、セキュリティ バインディング設定で使用されます。

列挙 説明
WS_CERT_FAILURE 証明書の検証に関連する障害を定義します。
WS_HTTP_HEADER_AUTH_SCHEME HTTP 認証ヘッダーを使用してクライアント認証を実行するためのオプションを定義します。
WS_HTTP_HEADER_AUTH_TARGET HTTP ヘッダー認証セキュリティ バインディングのターゲットを定義します。
WS_REQUEST_SECURITY_TOKEN_ACTION WS-Trust を使用してセキュリティ トークンをネゴシエートするときに使用するアクション セットを定義します。
WS_SECURITY_ALGORITHM_SUITE_NAME 署名や暗号化などのタスクに使用されるセキュリティ アルゴリズムのスイート。
WS_SECURITY_BINDING_PROPERTY_ID セキュリティ バインディング設定を指定するために使用されるプロパティを識別します。
WS_SECURITY_KEY_ENTROPY_MODE メッセージと混合モードのセキュリティで実行されるセキュリティ トークンのネゴシエーション中に、発行されたキーにランダム性をどのように与えるかを定義します。
WS_SECURITY_KEY_TYPE セキュリティ トークンのキー タイプ。
WS_SECURITY_TOKEN_REFERENCE_MODE メッセージおよび混合モードのセキュリティ バインディングのコンテキストで、署名、暗号化された項目、および派生トークンからセキュリティ トークンを参照するために使用するメカニズム。
WS_TRUST_VERSION メッセージ セキュリティおよび混合モード セキュリティで使用される WS-Trust 仕様のバージョンを定義します。
WS_WINDOWS_INTEGRATED_AUTH_PACKAGE Windows 統合認証に使用する特定の SSP パッケージを定義します。

 

構造 説明
WS_SECURITY_BINDING_PROPERTY セキュリティ バインディング固有の設定を指定します。