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DRM の基本

Windows Media DRM テクノロジは、Windows Media Format SDK の観点から見ると非常に簡単です。 SDK のコンポーネントを使用して、コンテンツを保護し、保護されたコンテンツを再生できます。

コンテンツの保護

コンテンツの保護 (パッケージ コンテンツとも呼ばれます) には、ファイルのデータ セクションを暗号化し、プレーヤーがコンテンツの暗号化を解除できるようにする情報をファイル ヘッダーに含める必要があります。

コンテンツを暗号化するには、暗号化アルゴリズムのシード処理に使用される値であるキーが必要です。 キーは、キー シード (または秘密キー) とキー識別子 (または公開キー) の 2 つの部分で構成されます。 キー シードは、コンテンツをエンコードするシークレット値です。 キー識別子は、保護されたファイルのヘッダーに含まれるパブリック値です。

ファイルが保護されている場合、ライセンスなしでは暗号化を解除できません。 ライセンスには、保護されたコンテンツの使用条件を指定する情報が含まれます。 ライセンスの条項はコンテンツ所有者によって決定され、さまざまなニーズに合わせてカスタマイズできます。 ファイルをパッケージ化するプロセスの一部として、ユーザーがコンテンツにアクセスするためのライセンスを取得できる Web ページの URL を含めます。

保護されたコンテンツの読み取り

保護されたコンテンツを読み取るために、コンテンツのライセンスがクライアント コンピューターに存在する必要があります。 一部のライセンス制限は、Windows Media Format SDK の DRM コンポーネントによって内部的にチェックされますが、他のライセンス制限はアプリケーションによって適用される必要があります。

Windows Media Format SDK のオブジェクトを使用すると、ユーザーがコンテンツのライセンスを取得したり、DRM コンポーネントの更新やライセンスのバックアップなどの他の管理タスクを実行したりできます。

注意

DRM は、この SDK の x64 ベースのバージョンではサポートされていません。

 

Digital Rights Management の機能

DRM サポートの有効化