ISCard::Transaction メソッド
[ Transaction メソッドは、[要件] セクションで指定したオペレーティング システムで使用できます。 スマート カード モジュールも同様の機能を提供します。
Transaction メソッドは、スマート カード コマンド (アプリケーション プロトコル データ ユニット) オブジェクトに対して書き込みおよび読み取り操作を実行します。 スマート カードに送信されたカードで定義されているコマンド文字列のスマート カードからの応答文字列は、この関数が戻った後にアクセスできます。
構文
HRESULT Transaction(
[in, out] LPSCARDCMD *ppCmd
);
パラメーター
-
ppCmd [in, out]
-
スマート カード コマンド オブジェクトへのポインター。
戻り値
メソッドは、次のいずれかの可能な値を返します。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
操作は正常に完了しました。 |
|
ppCmd パラメーターが無効です。 |
|
不適切なポインターが ppCmd で渡されました。 |
|
要求を満たすメモリは使用できません。 |
解説
上記の COM エラー コードに加えて、スマート カード関数が呼び出されて要求を完了した場合、このインターフェイスはスマート カード エラー コードを返す場合があります。 詳細については、「 スマート カードの戻り値」を参照してください。
例
次の例は、スマート カード コマンド オブジェクトに対して書き込みおよび読み取り操作を実行する方法を示しています。
HRESULT hr;
// pISCard is a pointer to an instance of ISCard.
// pISCardCmd is a pointer to an instance of ISCardCmd,
// and ISCardCmd::BuildCmd has already been called.
hr = pISCard->Transaction(&pISCardCmd);
if (FAILED(hr))
{
printf("Failed ISCard::Transaction\n");
// Take other error handling action as needed.
}
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント |
Windows XP [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー |
Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ] |
クライアント サポートの終了 |
Windows XP |
サーバー サポートの終了 |
Windows Server 2003 |
ヘッダー |
|
タイプ ライブラリ |
|
[DLL] |
|
IID |
IID_ISCardは 1461AAC3-6810-11D0-918F-00AA00C18068 として定義されています |
関連項目