VIDEO_ZOOM_RECT属性
拡張ビデオ レンダラー (EVR) のビデオ ミキサーのソース四角形を指定します。 ソースの四角形は、ミキサーがターゲット サーフェスに照らしているビデオ フレームの部分です。
データ型
Byte array
解説
この属性の値は MFVideoNormalizedRect 構造体です。
ソースの四角形は、正規化された座標系に対して定義されます。この座標系では、ビデオ フレーム全体が座標 {0, 0, 1, 1} の四角形を占有します。 ソース四角形はビデオ フレーム内に収まる必要があります。ソース四角形の座標の範囲は (0...1) です。
標準の EVR 発表者は、ミキサーにこの属性を設定します。 属性を設定するには、次の操作を行います。
- ミキサーの属性ストアを取得するには、ミキサーで IMFTransform::GetAttributes を呼び出します。
- IMFAttributes::SetBlob を呼び出して、ミキサーにVIDEO_ZOOM_RECT属性を設定します。 値は MFVideoNormalizedRect 構造体です。
カスタム EVR 発表者では、この属性を使用して 、IMFVideoDisplayControl::SetVideoPosition メソッドを 実装できます。 詳細については、「 ソース四角形と変換先の四角形」を参照してください。
この属性の GUID 定数は、strmiids.lib からエクスポートされます。
例
次の使用例は、ミキサーのソース四角形を設定します。
HRESULT SetMixerSourceRect(IMFTransform *pMixer, const MFVideoNormalizedRect& nrcSource)
{
if (pMixer == NULL)
{
return E_POINTER;
}
IMFAttributes *pAttributes = NULL;
HRESULT hr = pMixer->GetAttributes(&pAttributes);
if (SUCCEEDED(hr))
{
hr = pAttributes->SetBlob(VIDEO_ZOOM_RECT, (const UINT8*)&nrcSource, sizeof(nrcSource));
pAttributes->Release();
}
return hr;
}
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント |
Windows Vista [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー |
Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ] |
ヘッダー |
|
関連項目