IOleObject::GetMiscStatus メソッド (oleidl.h)
作成時および読み込み時のオブジェクトの状態を取得します。
構文
HRESULT GetMiscStatus(
[in] DWORD dwAspect,
[out] DWORD *pdwStatus
);
パラメーター
[in] dwAspect
要求されている状態情報に関するオブジェクトの側面。 値は、列挙 DVASPECT から取得されます。
[out] pdwStatus
ステータス情報が返される位置のポインター。 このパラメーターを NULL にすることはできません。
戻り値
このメソッドは、成功したS_OKを返します。 その他の可能な戻り値は次のとおりです。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
その他の状態情報の取得を、このメソッドの既定のハンドラーの実装に委任します。 |
|
オブジェクトに CLSID が登録されていません。 |
|
レジストリへのアクセス中にエラーが発生しました。 |
注釈
コンテナーは通常、オブジェクトを作成または読み込むときに IOleObject::GetMiscStatus を呼び出して、オブジェクトを表示する方法と、それがサポートする動作の種類を決定します。
オブジェクトは、レジストリに状態情報を格納します。 オブジェクトが実行されていない場合、 IOleObject::GetMiscStatus の既定のハンドラーの実装は、レジストリからこの情報を取得します。 オブジェクトが実行されている場合、既定のハンドラーはオブジェクト自体で IOleObject::GetMiscStatus を呼び出します。
レジストリに実際に格納される情報は、個々のオブジェクトによって異なります。 返される状態値は、列挙 OLEMISC で定義されます。
指定した DVASPECT に対応するサブキーが見つからない場合は、IOleObject::GetMiscStatus の既定値が使用されます。 OLE コントロールを設定するには、DVASPECT==1 を指定します。 これにより、レジストリで次の処理が行われます。
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\ . . . MiscStatus = 1
実装者へのメモ
実装は通常、呼び出しを既定のハンドラーに委任して構成されます。要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | oleidl.h |