DVASPECT 列挙 (wtypes.h)
データの描画時または取得時にオブジェクトのデータやビューに必要な特徴を指定します。
構文
typedef enum tagDVASPECT {
DVASPECT_CONTENT = 1,
DVASPECT_THUMBNAIL = 2,
DVASPECT_ICON = 4,
DVASPECT_DOCPRINT = 8
} DVASPECT;
定数
DVASPECT_CONTENT 値: 1 コンテナー内の埋め込みオブジェクトとして表示できるように、オブジェクトの表現を提供します。 この値は通常、複合ドキュメント オブジェクトに指定されます。 この表示形式は、画面またはプリンターに対して指定できます。 |
DVASPECT_THUMBNAIL 値: 2 オブジェクトを参照ツールに表示できるように、オブジェクトのサムネイル表現を提供します。 サムネイルは約 120 x 120 ピクセルで、16 色 (推奨) デバイスに依存しないビットマップがメタファイルでラップされる可能性があります。 |
DVASPECT_ICON 値: 4 オブジェクトの象徴的な表現を提供します。 |
DVASPECT_DOCPRINT 値: 8 [ファイル] メニューの [印刷] コマンドを使用してプリンターに印刷されたかのように、画面上のオブジェクトの表現を提供します。 記述されるデータでページのシーケンスを表現できます。 |
注釈
この列挙体の値は、FORMATETC 構造体の dwAspect メンバーを定義するために使用されます。 FORMATETC 構造体で 1 つのプレゼンテーションの側面を指定するには、1 つの DVASPECT 値のみを使用できます。 FORMATETC 構造体は、データ表示に関する情報を必要とする多くの OLE 関数およびインターフェイス メソッドで使用されます。
指定した DVASPECT に対応するサブキーが見つからない場合は、MiscStatus の既定値が使用されます。 OLE コントロールを設定するには、DVASPECT==1 を指定します。 これにより、レジストリで次の処理が行われます。
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\ . . . MiscStatus = 1
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
Header | wtypes.h |