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IColumnData インターフェイス (mmc.h)

IColumnData インターフェイスは MMC 1.2 で導入されています。

IColumnData インターフェイスを使用すると、スナップインは、列のカスタマイズに使用するリスト ビュー列の永続化されたビュー データを設定および取得できます。 IColumnData インターフェイスを使用するタイミングの詳細については、「IColumnData の使用」を参照してください。

インターフェイスには、MMC が [ 列の変更 ] ダイアログ ボックスで提供するのと同じ機能をプログラムで提供するためのメソッドが用意されています。 さらに、 IColumnData インターフェイスには、特定の列セットの並べ替えられた列と並べ替えの方向を設定および取得するためのメソッドが用意されています。

IColumnData インターフェイスのメソッドによって取得されるすべてのデータ セットは、ストリームまたはストレージ メディアではなく、MMC によってメモリに保持されます。 このデータは、ユーザーが [保存] メニュー コマンドを選択した場合にのみ、.msc コンソール ファイルに保存されます。

MMC は、スナップイン インスタンスごとにビューごとに列セットごとに列データ (列構成データとも呼ばれます) を保持します (列セット ID を使用)。 各ビュー内で、各列セット ID は、独自の列構成データを参照します。 スナップインは、特定のビューに関連する IColumnData インターフェイスを使用して、そのビューの列構成データにアクセスできます。

列のカスタマイズの詳細については、「 列の永続化の使用」を参照してください。

IColumnData インターフェイスは、コンポーネントの作成時に IComponent::Initialize に渡された IConsole から照会できます。

継承

IColumnData インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承されます。 IColumnData には、次の種類のメンバーもあります。

メソッド

IColumnData インターフェイスには、これらのメソッドがあります。

 
IColumnData::GetColumnConfigData

IColumnData::GetColumnConfigData メソッドを使用すると、スナップインは MMC によってメモリに格納されている列セット内の各列の現在の幅、順序、非表示の状態を取得できます。
IColumnData::GetColumnSortData

IColumnData::GetColumnSortData メソッドを使用すると、スナップインは、並べ替えられた列をメモリから取得し、列セット内の列の並べ替え方向を取得できます。
IColumnData::SetColumnConfigData

IColumnData::SetColumnConfigData メソッドを使用すると、スナップインで列セット内の列の保持された幅、順序、非表示の状態を設定できます。
IColumnData::SetColumnSortData

IColumnData::SetColumnSortData メソッドを使用すると、スナップインで列セット内の列の並べ替え列と並べ替え方向を設定できます。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows Vista
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー mmc.h

関連項目

列の永続化の使用

IColumnData の使用