AddVectoredExceptionHandler 関数 (errhandlingapi.h)
ベクター化された例外ハンドラーを登録します。
構文
PVOID AddVectoredExceptionHandler(
ULONG First,
PVECTORED_EXCEPTION_HANDLER Handler
);
パラメーター
First
ハンドラーを呼び出す順序。 パラメーターが 0 以外の場合、ハンドラーは呼び出される最初のハンドラーです。 パラメーターが 0 の場合、ハンドラーは最後に呼び出されるハンドラーです。
Handler
呼び出されるハンドラーへのポインター。 詳細については、「 VectoredHandler」を参照してください。
戻り値
関数が成功した場合、戻り値は例外ハンドラーへのハンドルです。
関数が失敗した場合は、返される値は NULL です。
注釈
First パラメーターが 0 以外の場合、ハンドラーは、最初のハンドラーとして別のハンドラーを指定するために AddVectoredExceptionHandler への後続の呼び出しが使用されるまで呼び出される最初のハンドラーです。
VectoredHandler パラメーターが DLL 内の関数を指していて、その DLL がアンロードされている場合、ハンドラーは引き続き登録されます。 これにより、アプリケーション エラーが発生する可能性があります。
ハンドラーの登録を解除するには、 RemoveVectoredExceptionHandler 関数を 使用します。
この関数を使用するアプリケーションをコンパイルするには、_WIN32_WINNT マクロを 0x0500 以降として定義します。 詳細については、「 Windows ヘッダーの使用」を参照してください。
例
例については、「 ベクター例外ハンドラーの使用」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP (デスクトップ アプリのみ) |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | errhandlingapi.h (Windows.h を含む) |
Library | Kernel32.lib |
[DLL] | Kernel32.dll |
関連項目
AddVectoredContinueHandler 関数、 RemoveVectoredExceptionHandler 関数、 Vectored 例外処理、 VectoredHandler