IExtendContextMenu::Command メソッド (mmc.h)
IExtendContextMenu::Command メソッドは、IExtendContextMenu::AddMenuItems でコンテキスト メニューに追加した項目の 1 つが後で選択された場合に呼び出されます。 MMC は、指定したコマンド ID と、同じ IDataObject インターフェイスへの別のポインターを使用して Command を呼び出します。
構文
HRESULT Command(
[in] long lCommandID,
[in] LPDATAOBJECT piDataObject
);
パラメーター
[in] lCommandID
メニュー項目のコマンド識別子を示す 値です。
[in] piDataObject
コンテキスト メニューが表示されたオブジェクトの IDataObject インターフェイスへのポインター。
戻り値
このメソッドは、これらの値のいずれかを返すことができます。
注釈
MMC は、スナップインの IExtendContextMenu::Command メソッドに送信する定義済みのメニュー コマンド ID に対して負の値のコマンド ID を予約します。 –1 コマンド ID は、mmc.h で定義されているMMCC_STANDARD_VIEW_SELECT列挙子の値です。 これは、ユーザーが [ 表示 ] メニュー (大、小、一覧、または詳細) で標準ビュー コマンドをクリックすると、IExtendContextMenu::Command に送信されます。 これにより、ユーザーがカスタム ビュー (OCX、HTML) から切り替えることをスナップインに通知します。 MMCC_STANDARD_VIEW_SELECT コマンドを取得した後、スナップインは、次回 IComponent::GetResultViewType メソッドが呼び出されるときに標準ビューを要求し、カスタム ビューメニュー項目のいずれかが選択されるまでカスタム ビューを要求しないようにする必要があります。 スナップインで標準ビューのみを使用する場合、またはカスタム ビューのみを使用している場合は、MMCC_STANDARD_VIEW_SELECT コマンドを無視できます。
MMC は、ユーザーがツール バーの [ 戻る ] ボタンをクリックすると、MMCC_STANDARD_VIEW_SELECT コマンドでスナップインを送信します。 MMC では、このコマンドを使用して、結果ウィンドウの前のビューを表示するようにスナップインに指示します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | mmc.h |