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Windows Assessment Console の概要

Windows Assessment Console と評価は、Windows Assessment Toolkit の一部としてインストールされます。 Windows Assessment Console は GUI であり、これを使用して、評価や定義済みのジョブを検出したり、評価をグループ化したり、新しいジョブを作成したり、既存のジョブを変更したり、ジョブを実行したり、ジョブの結果を管理したりできます。 ジョブとは、コンピューターで同時に実行される 1 つ以上の評価 (とその設定) の集まりのことです。 多くの場合、ジョブの結果には、追加調査や是正措置が必要な領域を特定するのに役立つ診断情報や修復情報が含まれます。 Windows Assessment Console の使用方法の詳細は、「Windows Assessment Console のステップ バイ ステップ ガイド」を参照してください。

ここでいう評価とは、コンピューター上で特定の状態セットを再現し、アクティビティを測定および記録し、記録された結果を保持する .xml ファイルとバイナリ ファイルの組み合わせのことです。 利用可能な評価を確認して、評価対象を決定できます。 その後、ジョブに評価を追加したり、ニーズに合った評価と設定が含まれるように定義済みのジョブを構成したりできます。 個々の評価の詳細については、「評価」を参照してください。

このトピックの内容:

システム要件

Windows Assessment Console は、次のいずれかのオペレーティング システムにインストールできます。

  • Windows 8

  • Windows 10

一部の評価は、特定のオペレーティング システムで実行する必要があります。 個々の評価のシステム要件について、詳しくは「評価」を参照してください。

また、Windows Assessment Console をインストールするシステム パーティションには、評価を実行するために最低 200 MB の空きディスク領域が必要です。 この要件は、すべての評価で使用される機能である Windows イベント トレーシング (ETW) に必要なものです。 時間の経過と共に、評価結果とログ ファイルが大量のディスク領域を消費する可能性があります。

メリット

Windows Assessment Console には、次のような利点があります。

  • コンピューターを評価し、問題を調査し、推奨事項を確認し、結果を比較するために使用できる GUI。

  • 一部のジョブ結果には、コンピューターの改善に役立つ追加情報へのリンクや、問題の原因をソースにさかのぼって追跡できる Windows Performance Analyzer (WPA) への直接リンクが含まれています。

  • 詳細ビューでいくつかの結果を比較したり、概要ビューで何百もの結果を比較したりできます。 詳細については、「結果の比較」を参照してください。

  • ジョブをパッケージ化して USB フラッシュ ドライブに保存し、別のコンピューターで実行することができます。 詳細については、「ジョブをパッケージ化し、別のコンピューターで実行する」を参照してください。

  • リムーバブル メディアやネットワーク共有など、他の場所から既定の結果ライブラリに結果をインポートできます。

  • 簡単に検索して実行できる定義済みのジョブ。

  • 推奨評価設定を変更した場合、その設定を復元できます。

  • 定義済みのジョブを変更した場合、既定のテンプレート設定を復元できます。

  • ジョブをカスタマイズして、使いたい評価や設定を含めることができます。

  • ツールキットで提供される評価を使用するのと同じように、Assessment Platform と互換性のあるカスタム評価を Windows Assessment Console で使用できます。 詳細については、「カスタム評価の登録」を参照してください。

    一連のパブリック API を使用して、Assessment Platform と互換性のある評価を作成および拡張できます。 詳細については、評価実行エンジンに関する MSDN の記事を参照してください。

制限事項

Windows Assessment Console には、次の制限事項が適用されます。

  • Windows Assessment Console では、一度に 1 台のコンピューターを評価します。

  • Windows Assessment Console はサーバーにインストールできず、サーバー コンピューターを評価するように設計されていません。

  • Windows RT には Windows Assessment Console をインストールできません。 ただし、評価で Arm ベースのプロセッサがサポートされている場合は、ジョブをパッケージ化してWindows RTで実行できます。 すべての評価で Arm ベースのプロセッサでの実行がサポートされているわけではありません。 詳細については、「ジョブをパッケージ化し、別のコンピューターで実行する」を参照してください。 評価のシステム要件の詳細については、「評価」を参照してください。

一般的なシナリオ

Windows Assessment Console と評価は、統一された方法で特定のシナリオに基づいてコンピューターを評価するという、業界の一般的なニーズを満たします。 以下の利用者が想定されています。

  • 主要な品質指標を測定したい、また、コンポーネントのさまざまな組み合わせが、これから構築するシステムに与える影響を測定したいと考えているシステム ビルダー

  • パフォーマンス、信頼性、機能性を測定するための一貫した方法を必要としているコンピューターのレビュー担当者およびアナリスト

Windows Assessment Console は通常、次のシナリオで使用されます。

シナリオ 説明

ブラック ボックス

定義済みのジョブを実行し、結果を検証して、ドライバー、メモリ使用量、またはその他の評価対象領域に異常な値や問題の兆候がないかどうかを調べます。

結果の比較

サポート対象のオペレーティング システムを実行している任意のコンピューターで、推奨される評価設定を使用して、定義済みのジョブまたは 1 つの評価を実行します。 Windows Assessment Console を使用して、別のコンピューターで実行するジョブをパッケージ化します。 他のコンピューターでジョブを実行した後、結果を既定の結果ライブラリにインポートします。 Windows 10 ベースのコンピューターでの結果を、サポートされている他のオペレーティング システムでの結果と比較して、違いを特定できます。

クリーンなコンピューター

クリーンなコンピューター (オペレーティング システムのみを含むコンピューター) で評価を実行して、ベースライン システムの結果を確立します。 手順については、「ベースライン結果を作成する」を参照してください。

追加されたハードウェアまたはソフトウェア コンポーネント

クリーンなコンピューター システムに新しいハードウェアまたはソフトウェアを追加してから、評価をもう一度実行し、その結果をクリーンなコンピューターでの結果と比較します。 手順については、「ベースライン結果を作成する」を参照してください。

Windows Assessment Console の一般的なシナリオ

評価

Assessment Platform のコマンドライン構文