カスタムの電源プランの作成
"電源プラン" とは、コンピューターによる電力の使用と節約方法を管理するための、ハードウェア設定とシステム設定を集めたものです。 電源プランは、"電源スキーム" とも呼ばれます。 特定のコンピューターに最適化されたカスタムの電源プランを作成できます。
既存のプランをシステム用にカスタマイズしたり、既存のプランに基づいた新しいプランを作成したり、新しい電源プランをゼロから作成したりすることができます。
Windows の電源プランを最適化すると、バッテリの寿命を向上させるのに役立ちます。 ただし、パフォーマンスの悪いアプリケーション、デバイス、またはシステム機能が 1 つでもあると、バッテリの寿命が大幅に短くなる可能性があります。 バッテリーの寿命に影響する要素については、「バッテリー残量と消費電力の管理の概要」を参照してください。
カスタマイズされた電源プランの作成
コントロール パネルを開きます。
[ハードウェアとサウンド]、[電源オプション] の順にクリックします。
[電源オプション] コントロール パネルが開き、電源プランが表示されます。
[電源プランの作成] をクリックします。
画面の指示に従い、既存のプランに基づいた電源プラン ファイルを作成し、カスタマイズします。 作成した電源プランに
OutdoorPlan
という名前を付けます。
Note
よく使われる電源プランの設定は、コントロール パネルから管理できます。 コントロール パネルに表示されない設定を調整するには、「カスタム電源プランの調整」を参照してください。
使用可能な電源プランの一覧表示
テクニシャン コンピューター上の管理者特権でのコマンド プロンプトで powercfg を実行すると、システムの電源プランが一覧表示されます。
powercfg -LIST
使用可能な電源プランの一覧がコンピューターから返されます。 次の例では、そうしたプランは Balanced、Power saver、および OutdoorPlan です。
Existing Power Schemes (* Active)
-----------------------------------
Power Scheme GUID: {guidPlan1} (Balanced) *
Power Scheme GUID: {guidPlan2} (Power saver)
Power Scheme GUID: {guidPlan3} (OutdoorPlan)
キャプチャする電源プランの横に表示されている GUID を確認します。
電源プランの展開
システムに対して機能する電源プランを作成したら、電源プランを対象のコンピューターに展開できます。
テクニシャン コンピューター上で作成した OutdoorPlan 電源プランをエクスポートするには、管理者特権でのコマンド プロンプトを開き、次を入力します
powercfg -EXPORT C:\OutdoorPlan.pow {guidPlan-New}
これにより、新しい電源プラン ファイルが作成されます。
詳細については、「既定の電源プランを設定する」を参照してください。