ストレージ ポート ドライバーとの通信
記憶域ミニポート ドライバーとシステム提供の記憶域ポート ドライバーの間の通信は、次のように発生します。
ミニポートは、記憶域ポート ドライバーが提供するサポート ルーチンのセットを呼び出します。
ミニポートは、呼び出すその記憶域ポート ドライバーのルーチンの標準セットを実装します。これには必要なルーチンと省略可能なルーチンがあります。
SCSI ポート ドライバー、Storport ドライバー、および ATA ポート ドライバーによって呼び出されるミニポート ドライバー ルーチンは、互いに非常によく似ています。
記憶域ミニポート ドライバーは、適切なポート ドライバーのサポートによって提供されるサポート ルーチン以外のオペレーティング システム (OS) ルーチンの呼び出しを避けます。 次に例を示します。
- 記憶域ミニポート ドライバーは、KeQuerySystemTime を呼び出しませんが、代わりに ScsiPortQuerySystemTime や StorPortQuerySystemTime などのルーチンを呼び出します。
- 記憶域ミニポート ドライバーは MmGetPhysicalAddress を呼び出しませんが、代わりに ScsiPortGetPhysicalAddress や StorPortGetPhysicalAddress などのルーチンを呼び出します。
Note
Windows HLK 認定を求めるミニポート ドライバーは、OS ルーチンを呼び出した場合、記憶域のインポート テスト に失敗するため、Windows ハードウェア互換性プログラム の対象になりません。
ミニポート ドライバーでハードウェア抽象化レイヤー ルーチンを使用しないでください。