GDL スナップショットの XML 構造
XML スナップショットは、クライアント提供の構成を満たすスイッチ分岐とケース分岐を含む GDL データ ツリーのサブセットです。 データ・ツリーは、すべてのGDLデータ・エントリによって形成されるツリーであり、その一部には構成の依存関係がある場合があります。 構成の依存関係の詳細については、「GDL 構成依存データの作成」を参照してください。
GDL パーサーは、XML スナップショットを出力するだけでなく、スナップショットの全体的な構造を記述する別の XSD スキーマを生成することもできます。 このスキーマには、GDL テンプレートで定義される列挙データ型の定義も含まれています。 これらの定義により、クライアントは必要に応じて、スナップショット内のすべてのプリミティブ データ型のスキーマ検証を実行できます。 スキーマの検証が実行されない場合、DOM ツリーが読み込まれるときにリストの有効性はチェックされません。GDL パーサーは独自のリストの有効性チェックを実行するため、このチェックは必要ありません。
有効な XML ドキュメントにするために、スナップショットに 1 つのルート要素 <SnapshotRoot> が含まれています。 この要素は、GDL ツリーのルート コンテキストを表します。 <SnapshotRoot> 要素には、子 <CONSTRUCT> 要素または<GDL_ATTRIBUTE>要素を含めることができます。 <CONSTRUCT> 要素は GDL コンストラクトを表すために使用され<、GDL_ATTRIBUTE>要素は GDL 属性を表すために使用されます。
各 <CONSTRUCT> 要素には、他の <CONSTRUCT> 要素と <GDL_ATTRIBUTE要素を> 含めることができます。 <GDL_ATTRIBUTE>要素は、その属性に関連付けられている値のみを保持し、<CONSTRUCT> 要素または <GDL_ATTRIBUTE> 要素を含んでいません。 <GDL_ATTRIBUTE>値は、非複合データ型の<GDL_ATTRIBUTE>要素の文字データ コンテンツとして直接表示できます。また、値が GDL 複合データ型として定義されている場合は、1 つ以上の子要素で表すことができます。
GDL パーサーが属性の値のデータ型を定義するテンプレートに属性を関連付けられない場合、または見つかった値が宣言されたデータ型に準拠していない場合、XML スナップショット内の対応する<GDL_ATTRIBUTE>要素には、GDL ファイルで指定された元の値を含む <CDATA> セクションが含まれます。
GDL では、スナップショットに対して次の種類のスキーマ要素がサポートされています。
以下のトピックでは、XML スナップショット・スキーマで使用される追加のデータ・タイプについて説明します。
XML スナップショット スキーマの名前空間の詳細については、「XML スナップショット名前空間」を参照してください。
XML スナップショットの文字データについては、次のトピックを参照してください。