印刷 Web ページを表示する
任意の種類のクライアント プラットフォームで実行されている任意のインターネット ブラウザーを使用すると、ユーザーは、Microsoft Windows 2000 以降のプリント サーバーとその接続されているプリンターの状態を表示する Web ページを表示できます。 Microsoft では、これらの Web ページを生成するサーバー常駐 HTML ファイルのセットを提供しています。 プリント サーバーとサーバーにインストールされているプリンターごとの Web ページは、URL を使用してクライアント ブラウザーで参照できます。 追加のページは、これらのページからのリンクで参照できます。
Windows 2000 のプリント サーバーが Web ページをサポートするには、Microsoft インターネット インフォメーション サーバー (IIS) を使用する Windows 2000 Server ソフトウェア、または Microsoft Peer Web Server を使用する Windows 2000 Professional ソフトウェアのいずれかを実行している必要があります。
Windows XP プリント サーバーが Web ページをサポートするには、Microsoft インターネット インフォメーション サーバー (IIS) を使用する Microsoft Windows Server 2003 ソフトウェア、または Microsoft Peer Web Server を使用する Windows XP Professional ソフトウェアのいずれかを実行している必要があります。 Windows XP Home Edition のプリント サーバーは Web ページをサポートしていません。
印刷サーバー ページを表示するには、ユーザーは次の URL 形式を指定します。
https://<ServerName>/printers
ここで、<ServerName> はサーバー名です (インターネット接続の DNS 名またはイントラネット接続の WINS 名)。 URL は、プリント サーバーのページを生成する HTML ファイルを指します。
サーバー ページには、サーバーで使用可能な各印刷キュー用の印刷キュー ページへのリンクが用意されています。 共有印刷キューには、すべてのユーザーがアクセスできます。 ユーザーは、次の形式の URL を指定して、共有プリンターの印刷キュー ページを参照することもできます。
https://<ServerName>/<ShareName>
<ShareName> は、プロパティ シートで指定されている印刷キューの共有名です。
ユーザーが印刷フォルダー内でプリンターのリンクを選択すると、Windows インターネット エクスプローラーが自動的に開始され、印刷キュー ページの URL にアクセスします。 または、既に説明したように、ユーザーは任意の HTML ブラウザーへのページの URL を指定することで、プリント サーバー ページまたは印刷キュー ページを表示できます。
印刷 Web ページは、Microsoft Active Server Pages (ASP) で解釈できるテンプレート ファイルから生成されます。 これらのテンプレート (ASP ファイルと呼ばる) には、標準の HTML タグと ASP スクリプト タグ (<% と %>) が含まれています。
Active Server Pages インタープリターは、ASP スクリプト タグ内のテキストを検出すると、適切なスクリプト言語インタープリター (JScript や VBScript など) を呼び出してテキストを処理します。 その後、結果の HTML データ ストリームがクライアント ブラウザーに送信されます。
Microsoft Active Server Pages の詳細については、「Microsoft Windows SDK」 のドキュメントを参照してください。
一連の COM ベースの 印刷 Web ページ 用 ActiveX オブジェクトは、関連するオートメーション インターフェイスを使用して、プリンターのプロパティと SNMP 情報を取得するために (Oleprn.dll 内で) 提供されています。
ユーザーが特定のサーバーまたはプリンターの Web ページを表示する場合は、次の手順が実行されます。
ユーザーはブラウザーを使用して適切な URL を指定します。 URL は、指定されたプリント サーバー上のいずれかのテンプレート ファイルを指します。
IIS の一部であるサーバー常駐 Active Server Pages インタープリターは、ASP スクリプト タグを検索し、適切なスクリプト言語インタープリターを呼び出してスクリプト テキストを解釈し、返された結果を HTML データ ストリームに配置します。
サーバー上の ASP インタープリターは、出来上がった HTML ストリームをクライアントのブラウザーに送信します。
次の図は、プリンター URL がクライアントからプリント サーバーに送信されるプロセスと、その関連する HTML ストリームがクライアントに返される方法を示しています。