ページを指定するためのメソッド
重要
最新の印刷プラットフォームは、Windows がプリンターと通信するための推奨手段です。 プリンターデバイス開発におけるWindows 10および11での印刷体験をカスタマイズするために、MicrosoftのIPPインボックスクラスドライバーとPrint Support Apps (PSA)の使用を推奨します。
詳細については、 最新の印刷プラットフォーム および 印刷サポート アプリ設計ガイドを参照してください。
アプリケーションは、3 つのメソッドのいずれかを使用して、CPSUI にプロパティ シート ページを指定できます。 次の各メソッドでは、CPSUI の ComPropSheet 関数を呼び出し、 ComPropSheet 関数コードのいずれかを指定します。
COMPROPSHEETUI 構造体の指定
COMPROPSHEETUI 構造体を ComPropSheet に渡すことによって、アプリケーションがプロパティ シート ページを記述する場合、次のことができます。
CPSUI が提供する ページとテンプレート のいずれかを使用して、プリンター・インターフェース DLL がプリンター・プロパティー・シートに使用できる定義済みの標準ページ・タイプを指定します。
ページに表示されるユーザー変更可能な プロパティ シート オプション のセットを指定します。
ユーザーがページのオプションを 表示または変更するときに CPSUI が呼び出す ページ イベント コールバック 関数を指定します。
PROPSHEETPAGE 構造体の提供
COMPROPSHEETUI 構造体を使用するときに使用できる共通 (標準) ダイアログを使用してページを作成できない場合は、プロパティ シート ページを記述するために PROPSHEETPAGE 構造体を使用できます。 プリンター インターフェイス DLL は、通常、このメソッドを使用する必要はありません。
コールバック関数の指定
アプリケーションは、 ComPropSheet に PFNPROPSHEETUI 型のコールバック関数のアドレスを渡すことができます。このコールバック関数は、CPSUI によって直ちに呼び出されます。 コールバック関数は、 ComPropSheet 自体を呼び出してプロパティ シート ページを作成する役割を担います。
印刷スプーラーは、このメソッドを使用して、プリンター インターフェイス DLL の DrvDocumentPropertySheets および DrvDevicePropertySheets 関数の存在を CPSUI に通知します。 同様に、 Unidrv ドライバーと Pscript ドライバーは、この手法を使用して、 ユーザー インターフェイス プラグインの IPrintOemUI::DocumentPropertySheets メソッドと IPrintOemUI::DevicePropertySheets COM メソッドの存在を CPSUI に通知します。
新しいページを指定するためにどのメソッドを使用する場合でも、グループの親ハンドルを ComPropSheet 関数に渡すことによって、ページを グループの親 に割り当てる必要があります。