Windows フィルタリング プラットフォーム (WFP) コールアウト ドライバーの概要
このセクションでは、WFP コールアウト ドライバーについて説明します。
WFP の詳細については、Microsoft Windows SDK の Windows フィルター プラットフォームのドキュメントを参照してください。
WFP のリファレンス情報については、「Windows フィルタリング プラットフォーム コールアウト ドライバー」を参照してください。
コールアウト ドライバーの目的
コールアウト ドライバーは、1 つ以上の コールアウト を実装します。 コールアウトは、単純なフィルタリング機能の範囲を超えた方法で、TCP/IP ベースのネットワーク データを処理することで、Windows フィルタリング プラットフォームの機能を拡張します。 吹き出しは、通常、次のタスクを実行するために使用されます。
精査
ネットワーク データの複雑な検査を実行して、ブロックするデータ、許可するデータ、別のフィルターに渡すデータを決定します。 たとえば、ウイルス対策製品では、ウイルスのシグネチャを探すことができます。
パケット変更
ネットワーク パケット ヘッダーまたはデータ、あるいはその両方の変更と再挿入を実行します。 たとえば、ネットワーク アドレス変換 (NAT) 製品では、IPv4 パケットのヘッダーを変更できます。
ストリームの変更
ストリーム内のネットワーク データの変更と再挿入を実行します。 たとえば、ペアレンタル コントロール製品では、データ ストリーム内の特定の単語やフレーズを削除または置換できます。
データのログ
ネットワーク トラフィックデータのログ。 たとえば、ネットワーク監視製品では、特定の理由で破棄されたデータ パケットの数をカウントできます。
コールアウト ドライバーは、ネットワーク データの処理に加えて、基本フィルター エンジンへのフィルターの追加など、他の Windows フィルタリング プラットフォーム管理タスクを実行できます。 コールアウト ドライバーが実行することができる他のタスクの詳細については、「他の Windows フィルタリング プラットフォーム関数の呼び出し」を参照してください。