次の方法で共有


デバイス メタデータ パッケージの概要

Windows 7 以降、デバイス メタデータ パッケージには、デバイスとそのハードウェア機能のプロパティを表す XML ドキュメントが含まれています。 デバイスとプリンターのユーザー インターフェイスは、デバイスのメタデータ パッケージの XML ドキュメントに基づいて、ユーザーにデバイス固有の情報を表示します。

デバイス メタデータ パッケージは複数の XML ドキュメントで構成され、各ドキュメントはデバイスの属性のさまざまなコンポーネントを指定します。

Windows 7 以降、デバイス、デバイス、プリンターの新しいユーザー インターフェイスでは、通常はコンピューターに接続されているほとんどのデバイスが 1 つのウィンドウに表示されます。 このウィンドウはギャラリー ビューと呼ばれます。 ギャラリー ビューに表示されるデバイスごとに、デバイスとプリンターは、デバイスのメタデータ パッケージの XML ドキュメントに基づいて、デバイス固有の情報をユーザーに表示します。 これらの XML ドキュメントを使用すると、OEM は含まれる情報とこの情報の表示方法をカスタマイズできます。 たとえば、ギャラリー ビューのデバイスは、OEM が提供するカスタム アイコンと説明テキストで表すことができます。

デバイス メタデータ パッケージに含まれる XML ドキュメントは、物理デバイスを記述する情報を指定します。 次の一覧は、XML ドキュメントで指定できる情報の種類を示しています。

  • OEM の名前。

  • デバイスのモデル名と説明。

  • デバイスがサポートする 1 つ以上の機能カテゴリ。

各デバイス メタデータ パッケージは、次のコンポーネントで構成されます。

PackageInfo XML ドキュメント
このドキュメントには、デバイス メタデータ パッケージの内容を指定するデータが含まれています。 オペレーティング システムはこのデータを使用してパッケージをインストールし、その内容を参照します。

このデータは、PackageInfo XML スキーマに 基づいて書式設定されます

DeviceInfo XML ドキュメント
このドキュメントには、デバイス カテゴリやモデル名など、デバイスのプロパティを指定するデータが含まれています。 デバイスとプリンターのユーザー インターフェイスでは、このデータを使用して、デバイスに関する詳細情報が表示されます。

このデータは、DeviceInfo XML スキーマに 基づいて書式設定されます

デバイス アイコン ファイル
このファイルには、デバイスとプリンターのユーザー インターフェイス内のデバイスを表すリアルな画像が含まれています。

WindowsInfo XML ドキュメント
このドキュメントには、デバイス メタデータ パッケージ内の指定したデバイスに対してデバイスとプリンターのユーザー インターフェイスが実行する表示アクションを指定するデータが含まれています。

このデータは、WindowsInfo XML スキーマに 基づいて書式設定されます

各デバイス メタデータ パッケージのコンポーネントは、Cabarc (Cabarc.exe) ツールを使用して 1 つのファイルに圧縮されます。 このツールの詳細については、 「Cabarcの概要」 ウェブサイトを参照してください。

デバイス メタデータ パッケージのファイル名には、次の名前付け規則が使用されます。

<GUID>.devicemetadata-ms

<GUID> ファイル プレフィックスは、デバイス メタデータ パッケージ用に作成されるグローバル一意識別子 (GUID) です。 各メタデータ パッケージ ファイル名の GUID は一意である必要があります。 新しいメタデータ パッケージまたは変更されたメタデータ パッケージを作成する場合は、些細な変更であっても、新しい GUID を作成する必要があります。

詳細については、「デバイス メタデータ パッケージの構築」を参照してください