デバイスセットアップクラスのプロパティへのアクセス

[アーティクル]
04/01/2024

Windows Vista 以降のバージョンの Windows では、統合デバイスプロパティモデルには次のものが含まれます。

cfgmgr32.hで定義されているCM_CRP_Xxx識別子または Setupapi.hで定義されているSPCRP_Xxx識別子に対応するデバイスセットアップクラスのプロパティ。
CM_CRP_XxxまたはSPCRP_Xxx識別子を持たないが、対応する方法で値を照会するプロパティ。

CM_CRP_XxxまたはSPCRP_Xxx識別子に対応するプロパティ

Windows Vista 以降のバージョンの Windows では、統合デバイスプロパティモデルは、 cfgmgr32.h で定義されているCM_CRP_Xxx識別子と Setupapi.h で定義されているSPCRP_Xxx識別子 に対応するデバイスインスタンスプロパティ をサポートしています。これらのプロパティは、デバイスセットアップクラスを特徴付けます。統合デバイスプロパティモデルでは、プロパティキーを使用してこれらのプロパティを表します。 Windows Server 2003、Windows XP、および Windows 2000 では、これらのデバイスセットアップクラスのプロパティの大部分もサポートされています。ただし、これらの以前のバージョンの Windows では、統合デバイスプロパティモデルのプロパティキーはサポートされていません。代わりに、これらのバージョンの Windows バージョンでは、CM_CRP_Xxx または SPCRP_Xxx 識別子を使用して、デバイスセットアップクラスのプロパティを表し、アクセスします。

これらの以前のバージョンの Windows との互換性メイン維持するために、Windows Vista 以降のバージョンでは、デバイスインスタンスのプロパティにアクセスするためのCM_CRP_XxxまたはSPCRP_Xxx 識別子の使用もサポートされています。ただし、統合デバイスプロパティモデルのプロパティキーを使用して、デバイスセットアップクラスのプロパティにアクセスする必要があります。

対応するCM_CRP_XxxまたはSPCRP_Xxx識別子を持つシステム定義デバイスセットアップクラスプロパティの一覧については、次の表を参照してください。

統合プロパティモデルプロパティ	CM_CRP_Xxx値	SPCRP_Xxx値
DEVPKEY_DeviceClass_Security	CM_CRP_SECURITY	SPCRP_SECURITY
DEVPKEY_DeviceClass_SecuritySDS	CM_CRP_SECURITY_SDS	SPCRP_SECURITY_SDS
DEVPKEY_DeviceClass_DevType	CM_CRP_DEVTYPE	SPCRP_DEVTYPE
DEVPKEY_DeviceClass_Exclusive	CM_CRP_EXCLUSIVE	SPCRP_EXCLUSIVE
DEVPKEY_DeviceClass_Characteristics	CM_CRP_CHARACTERISTICS	SPCRP_CHARACTERISTICS

プロパティキーを使用して Windows Vista 以降のバージョンのデバイスセットアップクラスのプロパティにアクセスする方法については、「デバイスクラスプロパティへのアクセス (Windows Vista 以降)」を参照してください。