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Tracepdb のコマンド

Tracepdb を使用するには、コマンド プロンプト ウィンドウにコマンドを入力します。 次の構文は、Tracepdb コマンドの要素を表示します。

PDB ファイルの場所を指定するには、次のパラメーターを使用します。

    tracepdb [-f PDBFiles] [-s] [-p TMFDirectory] [-v] [-c]

トレース プロバイダーのイメージ ファイルを指定するには、次のパラメーターを使用します。

    tracepdb -i ImageFiles [-r SymbolPaths] [-p TMFDiretory]  [-v]

パラメーター

-f PDBfiles
Tracepdb への入力である PDB シンボル ファイルの場所を指定します。 既定の場所は、ローカル ディレクトリ内の *.pdb です。

PDBFiles は、 1 つ以上の PDB ファイルのパスとファイル名です。 SymbolPaths のファイル名には、複数の文字を表すアスタリスク (*) や 1 文字を表す疑問符 (?) など、ワイルドカード文字を含めることができます。 ファイル名を区切るには、セミコロン (;) を使用します。

-s
再帰的に検索します。 ディレクトリ内の -f パラメーターの値と -f パラメーターで指定されたパスのすべてのサブディレクトリに一致するすべての PDB ファイルの TMF ファイルを作成します。 -f を省略すると、-s はローカル ディレクトリとそのサブディレクトリ内のすべての PDB ファイルの TMF ファイルを作成します。

-p TMFDirectory
Tracepdb によって作成される TMF ファイルの場所を指定します。 既定の場所は、ローカル ディレクトリです。

TMF ファイルは Tracepdb 出力ファイルです。 TMF ファイルの名前は指定できません。 ファイル名は、トレース プロバイダーメッセージ GUID です。

-i ImageFiles
ローカル コンピューター上のトレース プロバイダーのイメージ ファイルの場所を指定します。 -i パラメーターを使用すると、Tracepdb はイメージ ファイルの名前とバージョンを使用して PDB シンボル ファイルを検索します。

ImageFiles は、トレース プロバイダーの 1 つ以上のバイナリ ファイル (.exe、.dll、.sys) のパスとファイル名です。 ImageFiles のファイル名には、*(複数の文字を表す) や ? などのワイルドカード文字を含めることができます。 (1 文字を表す場合)。 イメージ ファイル名を区切るには、セミコロン (;) を使用します。

-r SymbolPaths
PDB シンボル ファイルの場所を指定します。

SymbolPaths は、 プライベート シンボルを格納するディレクトリまたはシンボル サーバー上のディレクトリへの 1 つ以上のパスを表します。 SymbolPaths のパス名には、*(複数の文字を表す) や ? などのワイルドカード文字を含めることができます。 (1 文字を表す場合)。

パラメーターに -i を含めるものの、-r を省略すると、Tracepdb は%_NT_SYMBOL_PATH% 環境変数で指定されたパス内の指定されたイメージの PDB ファイルを検索します。 環境変数が設定されていない場合、Tracepdb は既定のシンボル パス srv*\\\symbols\\symbols を検索します。

-v
詳細出力を表示します。

-c
TMC ファイルを生成します。

tracepdb -v
tracepdb -f tracedrv.pdb
tracepdb -f c:\tracing\ndis*.pdb -s
tracepdb -f d:\tools\trace*.pdb -p d:\tracing
tracepdb -i d:\winddk\7060\src\general\tracing\tracedrv\objfre_wnet_x86_vh\tracedrv.sys -r 
tracepdb -i trace*.exe;flpy*.dll -p d:\tracing
tracepdb -i tracedrv.exe -r srv*\\\\symbolstore\\symbols\\new

コメント

TMF ファイルの名前は、ソース ファイルの メッセージ GUID です 。 メッセージ GUID は、ソース ファイルと、ファイル内のトレース エントリを表します。 Windows では、メッセージ GUID を使用して、メッセージの書式設定手順を含む TMF ファイルにトレース メッセージを関連付けます。

トレースの書式設定命令を含まない PDB シンボル ファイルを送信すると、Tracepdb は情報メッセージを表示し、ファイルを作成しません。

Tracefmt は、指定されたパス内の PDB ファイルを見つけることができない場合は、コメントなしでコマンド プロンプトに戻ります。 処理の詳細を取得するには、-v パラメーターを指定してコマンドを再送信します。