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TraceView の使用の準備

TraceView を使用する前に、イベント トレースとトレースしている トレース プロバイダー に関する情報を収集する必要があります。 このトピックでは、これらの前提条件について説明します。

注: Windows Vista 以前のバージョンの Windows オペレーティング システムで TraceView を実行する場合は、Dbghelp.dll ファイルを TraceView 実行可能ファイル(TraceView.exe)と同じサブディレクトリにコピーする必要があります。

既定では、TraceView.exeは Windows Driver Kit (WDK) の tools\<Platform> サブディレクトリにあります。<プラットフォーム> は i386、amd64、または ia64 です。 既定では、Dbghelp.dllは \bin\x86 サブディレクトリにインストールされます。

イベント トレースについて

TraceView を使用する前に、イベント トレースについて理解しておく必要があります。 詳細については、WPPソフトウェア トレースおよびWindows イベントトレースを参照してください。

また、WPP ソフトウェア トレースでインストルメント化されたサンプル ドライバーである Tracedrv (Tracedrv.c) を調べます。 Tracedrv のサンプルは、GitHub の Windows ドライバー サンプル で入手できます。 Tracedrv ドライバーとそのエンジン Tracectl (Tracectl.c) をビルドし、ドライバーとエンジンを使用して TraceView を試します。

トレース プロバイダーを把握する

トレースしている トレース プロバイダー と、トレース によって生成されるトレース メッセージの種類について理解している必要があります。

TraceView は、トレース イベントとトレース メッセージを人間が判読できる形式で表示しますが、メッセージを解釈したり、メッセージの情報やコンテキストを提供したりすることはありません。 メッセージとプロバイダーに関するメッセージおよびその内容を理解するには、プロバイダーの操作に精通している必要があります。

プロバイダー ファイルの検索

トレース プロバイダーからのトレース メッセージを表示するには、TraceView に次のいずれかの場所を指定する必要があります。

NT カーネル ロガー トレース セッションは、WDK (\tools\tracing\i386) に含まれている system.tmf ファイルを使用します。

これらのファイルと TraceView での使用については、「NT カーネル ロガー トレース セッションの作成」を参照してください。 この情報は、トレース セッションを作成するときに使用します。