PDB シンボル ファイル
アプリケーションやドライバーなどのトレース プロバイダーのプログラム データベース (PDB) シンボル ファイルには、人間が判読できる表示で表示できるようにトレース メッセージを書式設定する手順が含まれています。
トレース メッセージの書式設定手順は、トレース プロバイダーのソース コードの一部です。 WPP プリプロセッサは、コードからそれらを抽出し、トレース プロバイダーの PDB シンボル ファイルに追加します。
トレース プロバイダーのデバッグ (チェック済み) バージョンをコンパイルすると、コンパイラによって PDB ファイルが生成されます。 BinPlace を使用してトレース プロバイダーをビルドすると、ビルド プロセスによって既定で PDB ファイルが作成されます。
WDK の、TraceView 、Tracefmt のトレース コンシューマーは、PDB ファイルまたは TMF ファイルからトレース メッセージの書式設定情報を直接抽出できます。 その他のユーザーの場合は、TMF ファイルが必要です。 Tracepdb は PDB ファイルを入力として受け取り、書式設定情報を抽出し、出力として TMF ファイルを作成します。
Windows に含まれるツールである Tracerpt などの他のトレース コンシューマーは、PDB ファイルや TMF ファイルを使用しません。 代わりに、Managed Object Format (MOF) ファイルの情報を使用してトレース イベントの書式を設定します。 これらのツールでは、トレース メッセージの書式を設定できません。