.srcpath、.lsrcpath (ソース パスの設定)
.srcpath コマンドと .lsrcpath コマンドは、ソース ファイルの検索パスを設定または表示します。
.srcpath[+] [Directory [; ...]]
.lsrcpath[+] [Directory [; ...]]
パラメーター
+
新しいディレクトリを前のソース ファイルの検索パスに (置き換えではなく) 追加することを指定します。
Directory
検索パスに追加する 1 つ以上のディレクトリを指定します。 Directory が指定されていない場合は、現在のパスが表示されます。 複数のディレクトリはセミコロンで区切ります。
Environment
.srcpath コマンドは、すべてのデバッガーで使用できます。 .lsrcpath コマンドは WinDbg でのみ使用でき、スクリプト ファイルでは使用できません。
アイテム | 説明 |
---|---|
モード | ユーザー モード、カーネル モード |
対象 | ライブ、クラッシュ ダンプ |
プラットフォーム | すべて |
追加情報
詳しい情報やこのパスを変更する他の方法については、「ソース パス」を参照してください。 デバッガーによるリモート デバッグの実行中に使用できるコマンドの詳細については、「リモート デバッグ セッションの制御」を参照してください。
Note
WinDbg のソース パスは、Source Link 1.0 を使用したファイルの取得をサポートしており、バージョン 1.2104 以降では、Source Link 2.0 または DebugInfoD サーバーを使用したファイルの取得もサポートしています。 ソース パスの構文の詳細については、「ソース コードの拡張アクセス」を参照してください。
解説
ソース パスに srv*
を追加した場合、デバッガーは、SrcSrv を使用して、ターゲット モジュールのシンボル ファイルに指定された場所からソース ファイルを取得します。 ソース パスでの srv* の使用の詳細については、「ソース サーバーの使用」および「.srcfix」を参照してください。
このコマンドがデバッグ クライアントから発行されると、.srcpath ではデバッグ サーバー上のソース パスが設定されるのに対し、.lsrcpath ではローカル コンピューター上のソース パスが設定されます。