.srcfix、.lsrcfix (ソース サーバーの使用)
.srcfix コマンドと .lsrcfix コマンドは、ソース サーバーの使用を示すソース パスを自動的に設定します。
.srcfix[+] [Paths]
.lsrcfix[+] [Paths]
パラメーター
+
既存のソース パスを保持し 、末尾に ; srv\* を追加します。 + が使用されなかった場合は、既存のソース パスが置き換えられます。
Paths
新しいソース パスの末尾に追加する 1 つ以上のパスを指定します。
Environment
.srcfix コマンドは、すべてのデバッガーで使用できます。 .lsrcfix コマンドは WinDbg でのみ使用でき、スクリプト ファイルでは使用できません。
アイテム | 説明 |
---|---|
モード | ユーザー モード、カーネル モード |
対象 | ライブ、クラッシュ ダンプ |
プラットフォーム | すべて |
追加情報
リモート クライアントのローカル ソース パスの設定の詳細については、「WinDbg のコマンド ライン オプション」を参照してください。 SrcSrv の詳細については、「ソース サーバーの使用」を参照してください。 ソース パスとローカル ソース パスの詳細については、「ソース パス」を参照してください。 デバッガーによるリモート デバッグの実行中に使用できるコマンドの詳細については、「リモート デバッグ セッションの制御」を参照してください。
解説
ソース パスに srv*
を追加すると、デバッガーは SrcSrv を使用して、ターゲット モジュールのシンボル ファイルに指定された場所からソース ファイルを取得します。 ソース パスで srv*
を使用することは、シンボル パスで srv*
を使用することと根本的に異なります。 シンボル パスでは srv*
と組み合わせてシンボル サーバーの場所を指定できます (例: .sympath SRV*https://msdl.microsoft.com/download/symbols
)。 ソース パスにおける srv* は独立しており、他のすべての要素からセミコロンで区切られています。
このコマンドがデバッグ クライアントから発行されると、.srcfix では、デバッグ サーバー上のソース サーバーを使用するようにソース パスが設定されるのに対し、.lsrcfix ではローカル マシン上のソース サーバーを使用するようにソース パスが設定されます。
これらのコマンドは .srcpath (ソース パスの設定) コマンドと .lsrcpath (ローカル ソース パスの設定) コマンドに続けて srv\* ソース パス要素を指定することに相当します。 したがって、次の 2 つのコマンドは同等です。
.srcfix[+] [Paths]
.srcpath[+] srv*[;Paths]
同様に、次の 2 つのコマンドは同等です。
.lsrcfix[+] [Paths]
.lsrcpath[+] srv*[;Paths]