KeInsertQueueDpc 関数 (wdm.h)
KeInsertQueueDpc ルーチンは、実行のために DPC をキューに入れます。
構文
BOOLEAN KeInsertQueueDpc(
[in, out] PRKDPC Dpc,
[in, optional] PVOID SystemArgument1,
[in, optional] __drv_aliasesMem PVOID SystemArgument2
);
パラメーター
[in, out] Dpc
DPC オブジェクトの KDPC 構造体へのポインター。 この構造体は、 KeInitializeDpc または KeInitializeThreadedDpc によって初期化されている必要があります。
[in, optional] SystemArgument1
ドライバーによって決定されたコンテキスト データを指定します。 この値は、 SystemArgument1 パラメーターとして DPC オブジェクトの CustomDpc または CustomThreadedDpc ルーチンに 渡されます。
[in, optional] SystemArgument2
ドライバーによって決定されたコンテキスト データを指定します。 この値は、 SystemArgument2 パラメーターとして DPC オブジェクトの CustomDpc または CustomThreadedDpc ルーチンに 渡されます。
戻り値
指定した DPC オブジェクトが現在 DPC キューにない場合、 KeInsertQueueDpc は DPC をキューに入れ、 TRUE を返します。
注釈
指定した DPC オブジェクトが既にキューに入っている場合、 FALSE を返す以外は操作は実行されません。 それ以外の場合、DPC オブジェクトは DPC キューに挿入されます。 DPC キューの詳細については、「 DPC キューの編成」を参照してください。
特定の DPC オブジェクトとそのオブジェクトが表す関数は、特定の時点で 1 回だけ実行するためにキューに登録できることに注意してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 以降で使用できます。 |
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | wdm.h (Wdm.h、Ntddk.h、Ntifs.h を含む) |
Library | NtosKrnl.lib |
[DLL] | NtosKrnl.exe |
IRQL | 任意のレベル |
DDI コンプライアンス規則 | HwStorPortProhibitedDDIs(storport), MarkingQueuedIrps(wdm) |