IoQueueWorkItemEx 関数 (wdm.h)
IoQueueWorkItemEx ルーチンは、WorkItemEx ルーチンを作業項目に関連付け、後でシステム ワーカー スレッドによって処理するために作業項目をキューに挿入します。
構文
void IoQueueWorkItemEx(
[in] __drv_aliasesMem PIO_WORKITEM IoWorkItem,
[in] PIO_WORKITEM_ROUTINE_EX WorkerRoutine,
[in] WORK_QUEUE_TYPE QueueType,
[in, optional] __drv_aliasesMem PVOID Context
);
パラメーター
[in] IoWorkItem
IoAllocateWorkItem によって割り当てられた、または IoInitializeWorkItem によって初期化されたIO_WORKITEM構造体へのポインター。
[in] WorkerRoutine
WorkItemEx ルーチンへのポインター。
[in] QueueType
作業 項目を処理 するシステム ワーカー スレッドの種類を指定するWORK_QUEUE_TYPE値を指定します。 ドライバーは DelayedWorkQueue を指定する必要があります。
[in, optional] Context
作業項目のドライバー固有の情報を指定します。 この値は、 Context パラメーターとして WorkItemEx に渡されます。
戻り値
なし
解説
IoQueueWorkItemEx ルーチンは、WorkerRoutine パラメーターが WorkItemEx コールバック ルーチンへのポインターであり、ドライバーに作業項目のIO_WORKITEM構造体へのポインターを提供するという点で、IoQueueWorkItem とは異なります。
作業項目の詳細については、「 システム ワーカー スレッド」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista 以降のバージョンの Windows で使用できます。 |
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | wdm.h (Wdm.h、Ntddk.h、Ntifs.h を含む) |
Library | NtosKrnl.lib |
[DLL] | NtosKrnl.exe |
IRQL | <= DISPATCH_LEVEL |