IoAllocateWorkItem 関数 (wdm.h)
IoAllocateWorkItem ルーチンは作業項目を割り当てます。
構文
PIO_WORKITEM IoAllocateWorkItem(
[in] PDEVICE_OBJECT DeviceObject
);
パラメーター
[in] DeviceObject
呼び出し元のドライバー オブジェクトまたは呼び出し元のデバイス オブジェクトへのポインター。 呼び出し元が後で作業項目を IoQueueWorkItem に渡す場合、 DeviceObject は デバイス オブジェクトを指す必要があります。
戻り値
IoAllocateWorkItem は、割り当てられたIO_WORKITEM構造体へのポインター を 返します。 十分なリソースが存在しない場合、ルーチンは NULL を 返します。
注釈
ドライバーは、IoFreeWorkItem を呼び出すことによって IoAllocateWorkItem によって返される作業項目を解放する必要があります。
IoAllocateWorkItem は 、作業項目の割り当てと初期化の両方を行います。 関連ルーチン IoInitializeWorkItem は、ドライバーが以前に割り当てたストレージ内の作業項目を初期化します。 IoInitializeWorkItem を呼び出して、IoAllocateWorkItem によって割り当てられた作業項目を初期化しないでください。
作業項目の詳細については、「 システム ワーカー スレッド」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 以降のバージョンの Windows オペレーティング システムおよび Windows Me で使用できます。 このルーチンは、Windows 98 では使用できません。 |
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | wdm.h (Wdm.h、Ntddk.h、Ntifs.h を含む) |
Library | NtosKrnl.lib |
[DLL] | NtosKrnl.exe |
IRQL | <= DISPATCH_LEVEL |