ISensorClassExtension::Initialize メソッド (sensorsclassextension.h)
ISensorClassExtension::Initialize メソッドは、センサー クラス拡張オブジェクトを初期化します。
構文
HRESULT Initialize(
IUnknown *pWdfDeviceUnknown,
IUnknown *pSensorDriverUnknown
);
パラメーター
pWdfDeviceUnknown
IWDFDevice インターフェイスを実装するドライバー クラスの IUnknown ポインター。
pSensorDriverUnknown
ISensorDriver コールバック インターフェイスを実装するオブジェクトの IUnknown ポインター。
戻り値
このメソッドは HRESULT を返します。 指定できる値には、次のいずれかの値が含まれますが、これらに限定されません。 「解説」を参照してください。
| リターン コード | 説明 |
|---|---|
| S_OK | メソッドが成功しました。 |
| E_POINTER | 引数が NULL であるか、 IWDFDevice インターフェイスがありません。. |
| HRESULT_FROM_WIN32(ERROR_ALREADY_EXISTS) | クラス拡張機能は既に初期化されています。 |
| HRESULT_FROM_WIN32(ERROR_ALREADY_INITIALIZED) | クラス拡張機能は既に初期化されています。 |
| HRESULT_FROM_WIN32(ERROR_NOT_FOUND) | センサーのWPD_OBJECT_IDが無効です。 |
注釈
まず、COM CoCreateInstance メソッドを呼び出してセンサー クラス拡張機能を作成し、Initialize を呼び出します。 IPnpCallbackHardware::OnPrepareHardware で UMDF によって呼び出されたときに、これらの初期化手順を実行することをお勧めします。 Initialize が返された後、ドライバーはセンサー クラス拡張機能からコールバックを受け取る準備ができている必要があります。 センサー クラス拡張機能は、初期化中 に ISensorDriver::OnGetSupportedSensorObjects を 呼び出します。 ドライバーは、Initialize を呼び出す前に、必要なすべてのプロパティとデータ フィールドの値を返す準備ができている必要があります。
クラス拡張機能は初期化中にドライバーを呼び出すので、このメソッドは、 ドライバーが ISensorDriver::OnGetSupportedSensorObjects から返す HRESULT を返すこともできます。
要件
| 要件 | 値 |
|---|---|
| 対象プラットフォーム | Windows |
| ヘッダー | sensorsclassextension.h |
| Library | SensorsClassExtension.lib |