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PEP_PPM_PERF_CONSTRAINTS構造体 (pep_x.h)

PEP_PPM_PERF_CONSTRAINTS構造体では、プロセッサに適用するパフォーマンス制限について説明します。

構文

typedef struct _PEP_PPM_QUERY_PERF_CONSTRAINTS {
  [out] ULONG GuaranteedPerformanceLimit;
  [out] ULONG LimitReasons;
} PEP_PPM_PERF_CONSTRAINTS, *PPEP_PPM_PERF_CONSTRAINTS;

メンバー

[out] GuaranteedPerformanceLimit

プラットフォーム固有の単位での保証されたパフォーマンスしきい値。 0 以外の場合、この値は、既知のすべての外部制約 (電力の予算作成、熱制約、電源など) を考慮して、プロセッサの最大持続パフォーマンス レベルを指定します。 すべてのプロセッサは、保証されたパフォーマンス レベルを同時に維持できることが期待されます。 詳細については、「 プラットフォーム パフォーマンスのしきい値」を参照してください。

[out] LimitReasons

プロセッサのパフォーマンスを制限できる理由。 このメンバーを 0 に設定するか、次の 1 つ以上の値のビットごとの OR に設定します。

制限の理由 意味
PERFORMANCE_LIMIT_THERMAL
0x1
プロセッサのパフォーマンスは、帯域外 (つまり、ACPI 以外の温度ゾーン) の温度状態が原因で制限される可能性があります。
PERFORMANCE_LIMIT_POWER
0x2
プロセッサのパフォーマンスを制限して、プロセッサの電力消費量をハードウェアの安全性の制限内に維持できます。
PERFORMANCE_LIMIT_DOMAIN_DEPENDENCY
0x4
プロセッサのパフォーマンスは、このプロセッサと他の非プロセッサ デバイスとの間の電圧または周波数の依存関係のために制限される可能性があります。

注釈

この構造体は、 PEP_NOTIFY_PPM_PERF_CONSTRAINTS 通知によって使用されます。 GuaranteedPerformanceLimit メンバーと LimitReasons メンバーには、プラットフォーム拡張機能プラグイン (PEP) がこの通知に応答して構造体に書き込む出力値が含まれています。

GuaranteedPerformanceLimit メンバー値は、プラットフォーム固有の単位で指定されます。 たとえば、ハードウェア プラットフォームでは、プロセッサのクロック周波数などのメトリックを使用して、実行されている処理作業の量を大まかに近似できます。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 10 以降でサポートされています。
Header pep_x.h (Pep_x.h を含む)

こちらもご覧ください

PEP_NOTIFY_PPM_PERF_CONSTRAINTS