DXVA_DeinterlaceBlt 構造体 (dxva.h)
DXVA_DeinterlaceBlt構造体は、ビット ブロック転送のインターレース解除またはフレーム レート変換パラメーターを指定するために、VMR によってアクセラレータに送信されます。
構文
typedef struct _DXVA_DeinterlaceBlt {
DWORD Size;
DWORD Reserved;
REFERENCE_TIME rtTarget;
RECT DstRect;
RECT SrcRect;
DWORD NumSourceSurfaces;
FLOAT Alpha;
DXVA_VideoSample Source[MAX_DEINTERLACE_SURFACES];
} DXVA_DeinterlaceBlt;
メンバー
Size
この構造体のサイズをバイト単位で指定します。
Reserved
rtTarget
入力フレームのシーケンス内の出力フレームの位置を識別します。 インターレース解除のみを実行する場合、ターゲット時刻は、 DXVA_VideoSample 構造で定義されている参照サンプルの開始表示時間、または開始表示時間と終了表示時間の中間点のいずれかと一致する必要があります。 詳細については、「解説」を参照してください。
フレーム レート変換が要求された場合、 rtTarget 時間は、参照サンプルの rtStart 時間と異なる場合があります。
DstRect
変換先サーフェス上の四角形の左上および右下のポイントを記述する RECT 構造体を指定します。 これらのポイントは、ビット ブロック転送が行われる領域と、ターゲット サーフェス上の位置を定義します。
SrcRect
ソースサーフェス上の四角形の左上および右下の点を記述する RECT 構造体を指定します。 これらのポイントは、ビット ブロック転送のソース データの領域と、ソースサーフェス上の位置を定義します。
NumSourceSurfaces
Source 配列に渡される有効なサーフェスの数を指定します。
Alpha
出力イメージがコピー先のサーフェスに書き込まれる際の透過性を指定します。 値 0.0F は透明であることを示します。 値 1.0F は不透明であることを示します。
Source[MAX_DEINTERLACE_SURFACES]
このインターレース解除またはフレーム レート変換操作に必要な参照入力サンプルを指定する、 DXVA_VideoSample 構造体の配列。
注釈
DXVA_VideoSample構造で定義されているように、サンプル内の 1 つのフィールドから 1 つのフレームを作成する場合、rtTarget はそのフィールドの開始表示時間である必要があります。 1 つのサンプルに 2 つのフィールドがあり、両方のインターレースを解除する場合、 DeinterlaceBlt は 2 回呼び出されます。 DeinterlaceBlt が初めて呼び出されると、rtTarget が開始表示時間になります。 2 回目の DeinterlaceBlt が呼び出されると、 rtTarget は開始表示時間と終了表示時間の中間点になります。 つまり、最初の呼び出しでは rtTarget = rtStart です。 2 番目の呼び出しの場合、 rtTarget = (rtStart + rtEnd) / 2。
要件
要件 | 値 |
---|---|
Header | dxva.h (Dxva.h を含む) |