オーディオ ミニポート ドライバー
このセクションでは、オーディオ ミニポート ドライバー インターフェイスについて、また、システム バス経由でシステム プロセッサに直接アクセスできるレジスタを持つオーディオ ハードウェアのアダプター ドライバーを開発する方法について説明します。 このクラスのハードウェアには、すべての ISA/DMA、PCMCIA、PCI オーディオ アダプターが含まれます。
このドキュメントでは、外部バスに存在するオーディオ デバイスをサポートする方法については説明していません。 外部バスでオーディオ デバイスをサポートする方法については、「USBAudio クラス システム ドライバー」と「AVCAudio クラス システム ドライバー」を参照してください。
次の説明では、読者がカーネル ストリーミング (KS) の概念に馴染みがあることを前提としています。 背景情報については、「カーネル ストリーミング」を参照してください。
WDM オーディオ ドライバー モデルでは、KS フィルターの実装が、相補完するものであるが別個であるポート ドライバーとミニポート ドライバーに分けています。 このように分割することで、デバイス固有のハードウェア インターフェイスの問題から一般的なフィルター実装の問題が分離され、オーディオ ハードウェア ドライバーの記述が容易になります。 ミニポート ドライバーは、ハードウェア デバイスを直接制御するためにハードウェア ベンダーによって記述されますが、KS フィルターを実装するポート ドライバーはオペレーティング システムで提供されます。 ポート ドライバーとミニポート ドライバーは、適切に定義されたソフトウェア インターフェイスを介して相互に通信します。
ミニポート ドライバーの開発のさまざまな側面については、次のトピックで説明します。