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オーディオ デバイスの電源管理

PortCls システム ドライバーは、オーディオ アダプター ドライバーに代わってすべての電源管理 IRP (電源 IRP の処理を参照) を処理します。 PortCls は、アダプター ドライバーの IAdapterPowerManagement および IPowerNotify インターフェイスを介して呼び出しを行うことにより、オーディオ デバイスの電源状態を管理します。 両方のインターフェイスはオプションです。 PortCls からの要求に応じて電源状態を変更できるデバイスのアダプター ドライバーは、IAdapterPowerManagement インターフェイスを公開する必要があります。 切迫している電源切断の事前警告を必要とするミニポート オブジェクトは、IPowerNotify インターフェイスを公開する必要があります。

Windows Server 2003 SP1、Windows XP SP2 以降では、PortCls はタイマーを使用して、指定されたタイムアウト間隔の間非アクティブな状態が続いたオーディオ デバイスの電源切断タイミングを決定します。 PortCls は、タイムアウト間隔とタイムアウトが発生したときのターゲット電源状態のデフォルト値を提供します。 ハードウェア ベンダーは、自由意志によって、これらのデフォルトを独自のドライバー固有の値でオーバーライドできます。

このセクションでは、次のトピックについて説明します。

IAdapterPowerManagement の実装

IPowerNotify の実装

オーディオ デバイス クラスの無通信タイマーの実装