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RequiresUserInput (microsoft-windows-shell-setup-firstlogoncommands-synchronouscommand-requiresuserinput)

RequiresUserInput は、ユーザーの入力を必要とするダイアログを最初のログオン コマンドで起動するかどうかを指定します。

Windows Out of Box Experience (OOBE) の後に、[デスクトップの準備をしています] 画面が表示されます。 この画面は、ユーザーに最初のログオン コマンドと対話させないようにするためのものであり、ユーザー入力を必要としないログオン コマンドを効率的に実行することを目的としています。

最初のログオン コマンドがユーザー入力を必要とする場合、エンド ユーザーはデスクトップが表示されるまで最大 2 分待たなければならない場合があります。 この遅延の後、入力を必要とするユーザー インターフェイスと対話できるようになります。 RequiresUserInput 設定を使用して、この遅延を短縮することができます。

  

  • ユーザー入力を必要とするコマンドが他のコマンドに依存しない場合は、代わりに非同期コマンドを使用することを検討してください。 同期コマンドとは異なり、非同期コマンドは任意の順序で開始して終了できます。 非同期コマンドでは、ユーザー入力を必要とする場合でも、Windows デスクトップの表示が遅れることはありません。 非同期コマンドでユーザー入力が必要な場合、エンド ユーザーには、デスクトップが表示された後に入力ウィンドウが表示されます。 非同期コマンドについては、「AsynchronousCommand」を参照してください。

  • 最初のログオン コマンドが複数ある場合は、ユーザー入力を必要とするコマンドを最初のログオン コマンドの順序の最後に置くことをお勧めします。 これは、ユーザーが他の最初のログオン コマンドの妨げになることを防ぐのに役立ちます。

true

最初のログオン コマンドはユーザー入力を必要とすることを指定します。

[デスクトップの準備をしています] 画面がなくなるので、ユーザーはすばやくデスクトップにアクセスして入力することができます。

false

最初のログオン コマンドはユーザー入力を必要としないことを指定します。

最初のログオン コマンドが完了するか 2 分経過するまでデスクトップは表示されません。

これが既定値です。

有効な構成パス

oobeSystem

[親階層]

Microsoft-Windows-Shell-Setup | FirstLogonCommands | SynchronousCommand | RequiresUserInput

適用対象

このコンポーネントがサポートしている Windows のエディションとアーキテクチャの一覧については、「Microsoft-Windows-Shell-Setup」を参照してください。

XML の例

次の XML 出力は、最初のログオン コマンドの 1 つがユーザー入力を必要とすることを指定する方法を示しています。

<FirstLogonCommands>
   <SynchronousCommand wcm:action="add">
      <CommandLine>c:\synccommands\command1.exe</CommandLine>
      <Description>Description of command 1</Description>
      <Order>1</Order>
   </SynchronousCommand>
   <SynchronousCommand wcm:action="add">
      <CommandLine>c:\synccommands\command2.exe</CommandLine>
      <Description>Description of command 2 - This command requires user input</Description>
      <Order>2</Order>
      <RequiresUserInput>true</RequiresUserInput>
   </SynchronousCommand>
</FirstLogonCommands>

SynchronousCommand

AsynchronousCommand