/Clean (devenv.exe)
すべての中間ファイルと出力ディレクトリを消去します。
構文
devenv SolutionName /Clean [Config [/Project ProjName [/ProjectConfig ProjConfigName]] [/Out OutputFilename]]
引数
SolutionName
必須。 ソリューション ファイルの完全パスと名前。
構成
省略可能。 SolutionName で指定されたソリューションの中間ファイルの消去に使用される構成 (
Debug
、Release
など)。 複数のソリューション プラットフォームが利用できる場合、プラットフォームも指定する必要があります (Debug|Win32
など)。 この引数が指定されていないか空の文字列 (""
) の場合、ソリューションのアクティブな構成が使用されます。/Project
ProjName省略可能。 ソリューション内のプロジェクト ファイルのパスと名前です。 プロジェクトの表示名または SolutionName フォルダーからプロジェクト ファイルへの相対パスを入力できます。 プロジェクト ファイルの完全なパスと名前を入力することもできます。
/ProjectConfig
ProjConfigName省略可能。 指定した
/Project
の消去時に使用されるプロジェクトのビルド構成名 (Debug
、Release
など)。 複数のソリューション プラットフォームが利用できる場合、プラットフォームも指定する必要があります (Debug|Win32
など)。 このスイッチを指定すると、Config 引数はオーバーライドされます。/Out
OutputFilename省略可能。 ツールの出力を送信する先のファイル名。 このファイルが既に存在する場合、ファイルの末尾に出力が追加されます。
解説
このスイッチを指定すると、IDE 内の [ソリューションのクリーン] メニュー コマンドと同じ処理が実行されます。
空白を含む文字列を二重引用符で囲みます。
エラーを含む消去およびビルド時の概要情報は、[コマンド] ウィンドウ、または /Out スイッチで指定された任意のログ ファイルに表示できます。
/Project
スイッチが指定されていない場合、FileName がプロジェクト ファイルとして指定されていても、消去アクションはソリューション内のすべてのプロジェクトに対して行われます。
例
最初の例では、ソリューション ファイルで指定された既定の構成を使用して、MySolution
ソリューションを消去します。
2 つ目の例では、MySolution
内の Debug
プロジェクト ビルド構成を使用して、プロジェクト CSharpWinApp
を消去します。
devenv "%USERPROFILE%\source\repos\MySolution\MySolution.sln" /Clean
devenv "%USERPROFILE%\source\repos\MySolution\MySolution.sln" /Clean "Debug" /project "CSharpWinApp\CSharpWinApp.csproj" /projectconfig "Debug"