UsedCommand 要素
VSPackage から別の .vsct ファイルで定義されているコマンドにアクセスできるようになります。 たとえば、VSPackage が Visual Studio シェルによって定義されている標準の Copy コマンドを使用する場合、そのコマンドを再実装せずにメニューまたはツール バーに追加できます。
構文
<UsedCommand guid="guidMyCommandGroup" id="MyCommand" />
属性および要素
以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。
属性
属性 | 説明 |
---|---|
guid | 必須。 コマンドを識別する GUID ID ペアの GUID。 |
ID | 必須。 コマンドを識別する GUID ID ペアの ID。 |
条件 | 省略可能。 条件付き属性に関するページを参照してください。 |
子要素
要素 | 説明 |
---|---|
なし |
親要素
要素 | 説明 |
---|---|
UsedCommands 要素 | UsedCommand 要素とその他の UsedCommands グループをグループ化します。 |
解説
<UsedCommands>
要素にコマンドを追加することにより、VSPackage がコマンドを必要としていることが VSPackage から Visual Studio 環境に通知されます。 Visual Studio のすべてのバージョンと構成に含まれていない可能性があるパッケージで必要なすべてのコマンドに対して、<UsedCommand>
要素を追加する必要があります。 たとえば、パッケージから Visual C++ に固有のコマンドが呼び出されると、コマンドに <UsedCommand>
要素を含めない限り、Visual Web Developer のユーザーはこのコマンドを使用できません。
例
<UsedCommands>
<UsedCommand guid="guidVSStd97" id="cmdidCut"/>
<UsedCommand guid="guidVSStd97" id="cmdidCopy"/>
<UsedCommand guid="guidVSStd97" id="cmdidPaste"/>
</UsedCommands>