プロジェクト タイプの基本情報
Visual Studio には、Visual C# や Visual Basic などの言語に対応した複数のプロジェクト タイプが含まれています。 Visual Studio では、独自のプロジェクト タイプを作成することもできます。
カスタム コマンド、エディター、またはツール ウィンドウを Visual Studio に追加するだけの場合は、新しいプロジェクト タイプを作成しなくてもかまいません。 詳細については、次のトピックを参照してください。
-
同様に、提供された Visual C# および Visual Basic プロジェクト タイプの動作をカスタマイズする場合は、プロジェクト サブタイプを使用して行うことができます。 詳細については、「プロジェクト サブタイプ」を参照してください。
次の項目の 1 つ以上をサポートする場合は、Visual C# と Visual Basic 以外の言語に基づいたプロジェクト用の新しいプロジェクト タイプを作成する必要があります。
Build
展開
複数の構成
ソース管理
デバッグ
ソリューション エクスプローラーのプロジェクト項目
[プロジェクトを開く] または [新しいプロジェクト] ダイアログ ボックス
プロジェクトの入れ子化
プロジェクト タイプの機能の詳細については、以下を参照してください。
プロジェクト タイプは VSPackage 内のオブジェクトであり、Visual Studio で期待される一連のインターフェイスを実装するものです。 C# を使用してプロジェクト タイプを開発する場合、必要なインターフェイスは Managed Package Framework プロジェクト クラスによって実装されるため、その実装を継承できます。 詳細については、「マネージド パッケージ フレームワークを使用したプロジェクト タイプの実装 (C#)」を参照してください。
C++ 開発者にとっては、HierUtil ライブラリ内のクラスが同様の役割を果たします。 詳細については、ビルド内にありません: HierUtil7 プロジェクト クラスを使用したプロジェクト タイプの実装 (C++) に関するページを参照してください。
プロジェクト タイプでは、.exe または .dll アセンブリにビルドされる一般的なソース コード ファイル以外のデータをサポートできます。 たとえば、Visual Studio データベース プロジェクトでは、ディスクに格納されているスクリプトおよびクエリ ファイルへの参照が含まれ、データベースに対してスクリプトやクエリを実行するためのコマンドをソリューション エクスプローラーに追加しますが、プロジェクトではビルド動作をサポートしていません。 詳細については、「プロジェクト項目のオープンと保存」を参照してください。
プロジェクト タイプでは、ファイルを使用する必要は一切ありません。 たとえば、プロジェクト タイプでは、そのデータのすべてをデータベースに格納できます。 Visual Studio では、プロジェクトおよびプロジェクト項目のデータを永続化する方法について、全面的な制御をプロジェクト タイプに認めています。 詳細については、「プロジェクト タイプのデザインの方針」を参照してください。
プロジェクト タイプでは、"プロジェクト ファクトリ" を提供する必要があります。これは、特定のプロジェクト タイプに基づいたプロジェクトを開くか作成するように Visual Studio に指示が出されるたびに、そのプロジェクト タイプのインスタンスを作成するオブジェクトです。 詳細については、「プロジェクト ファクトリを使用したプロジェクト インスタンスの作成」を参照してください。
プロジェクト タイプでは、プロジェクトおよびプロジェクト項目のテンプレートを提供する必要があります。 Visual Studio では、ユーザーが新しいプロジェクトを作成したり、新しい項目を既存のプロジェクトに追加したりするときにテンプレートを使用します。 詳細については、「プロジェクトおよびプロジェクト項目テンプレートの追加」を参照してください。
プロジェクト タイプでは、デバッグやリリースなどの複数の構成をサポートできます。 ユーザーは、指定されたプロパティ ページを使用して、プロジェクトのさまざまな構成を変更できます。 詳細については、「構成オプションの管理」を参照してください。