IDebugMemoryContext2
このインターフェイスは、デバッグ中のプログラムを実行しているコンピューターのアドレス空間内の位置を表します。
構文
IDebugMemoryContext2 : IUnknown
実装側の注意
デバッグ エンジン (DE) では、メモリのアドレスを表すために、このインターフェイスを実装します。
呼び出し元に関する注意事項
GetMemoryContext または GetMemoryContext を呼び出すと、このインターフェイスが返されます。 また、Add および Subtract への呼び出しでは、適切な算術演算が適用された後に、このインターフェイスの新しいコピーが返されます。
Vtable 順序のメソッド
次の表に、IDebugMemoryContext2
のメソッドを示します。
メソッド | 説明 |
---|---|
GetName | このコンテキストに対して、ユーザーが表示できる名前を取得します。 |
GetInfo | このコンテキストを説明する情報を取得します。 |
追加 | 新しいコンテキストを作成するために、指定された値を現在のコンテキストのアドレスに加えます。 |
Subtract | 新しいコンテキストを作成するために、指定された値を現在のコンテキストのアドレスから減らします。 |
比較 | 比較フラグによって示される方法で、2 つのコンテキストを比較します。 |
解説
Visual Studio のメモリウィンドウから、GetMemoryContext が呼び出され、メモリ アドレスに使用される評価済みの式を含む IDebugMemoryContext2
インターフェイスが取得されます。 次に、このコンテキストを ReadAt と WriteAt に渡して、読み取りまたは書き込みを行うアドレスが指定されます。
要件
ヘッダー: msdbg.h
名前空間: Microsoft.VisualStudio.Debugger.Interop
アセンブリ: Microsoft.VisualStudio.Debugger.Interop.dll