評価コンテキスト

重要

Visual Studio 2015 では、この方法での式エバリュエーターの実装は非推奨です。 CLR 式エバリュエーターの実装については、CLR 式エバリュエーターに関する記事とマネージド式エバリュエーターのサンプルに関する記事をご覧ください。

デバッグエンジン (DE) によって式エバリュエーター (EE) が呼び出された場合、次の表に示すように、EvaluateSync に渡される 3 つの引数によって、シンボルを検索して評価するためのコンテキストが決まります。

引数

Argument	説明
`pSymbolProvider`	シンボルを識別するために使用されるシンボルハンドラー (SH) を指定する IDebugSymbolProvider インターフェイス。
`pAddress`	現在の実行ポイントを指定する IDebugAddress インターフェイス。このインターフェイスでは、実行されているコードを含むメソッドが検索されます。
`pBinder`	名前を指定してシンボルの値と型を検索する IDebugBinder インターフェイス。

IDebugParsedExpression::EvaluateSync では、結果の値とその型を表す IDebugProperty2 インターフェイスが返されます。