IDiaDataSourceEx::loadDataFromPdbEx
プログラム データベース (.pdb) ファイルをデバッグ データ ソースとして開き、オプションのレコード プリフェッチを使用して準備します。
構文
HRESULT loadDataFromPdbEx (
LPCOLESTR pdbPath,
BOOL fPdbPrefetching
);
パラメーター
pdbPath
[入力] .pdb ファイルへのパス。
fPdbPrefetching
[in] TRUE
に設定すると、隣接するデバッグ レコードがメモリにプリフェッチされ、より小さいファイル I/O 操作の数が少なく、より大きな操作に置き換えられる可能性があるため、それらのレコードにアクセスすると、メモリ使用量が増加する可能性があるため、全体的なスループットが向上する可能性があります。 FALSE
に設定すると、これはIDiaDataSource::loadDataFromPdb
と同じように動作します。 他の値に設定すると、動作は指定されません。
戻り値
成功した場合は、S_OK
を返します。それ以外の場合は、エラー コードを返します。 次の表に、このメソッドで返される可能性のある戻り値を示します。
値 | 説明 |
---|---|
E_PDB_NOT_FOUND |
ファイルを開くことができなかったか、ファイルの形式が無効と判断されました。 |
E_PDB_FORMAT |
互換性のない形式またはサポートされていない形式のファイルにアクセスしようとしました。 |
E_INVALIDARG |
無効なパラメーター。 |
E_UNEXPECTED |
データ ソースは既に準備されています。 |
解説
このメソッドは、.pdb ファイルから直接デバッグ データを読み込みます。
特定の条件に対して .pdb ファイルを検証するには、 IDiaDataSourceEx::loadAndValidateDataFromPdbEx
メソッドを使用します。
(コールバック メカニズムを使用して) データ読み込みプロセスにアクセスするには、 IDiaDataSourceEx::loadDataForExeEx
メソッドを使用します。
.pdb ファイルをメモリから直接読み込むには、 IDiaDataSourceEx::loadDataFromIStreamEx
メソッドを使用します。
読み込まずに .pdb ファイルを検証するには、 IDiaDataSourceEx::ValidatePdb
メソッドを使用します。
例
HRESULT hr = pSource->loadDataFromPdbEx( L"myprog.pdb", TRUE );
if (FAILED(hr))
{
// report error
}