IDiaDataSourceEx::loadDataFromIStreamEx
メモリ内データ ストリームを介してアクセスされるプログラム データベース (.pdb) ファイルに格納されているデバッグ データを準備し、オプションのレコード プリフェッチを行います。
構文
HRESULT loadDataFromIStreamEx (
IStream* pIStream,
BOOL fPdbPrefetching
);
パラメーター
pIStream
[入力] 使用するデータ ストリームを表す IStream オブジェクト。
fPdbPrefetching
[in] TRUE
に設定すると、隣接するデバッグ レコードがメモリにプリフェッチされ、より小さいファイル I/O 操作の数が少なく、より大きな操作に置き換えられる可能性があるため、それらのレコードにアクセスすると、メモリ使用量が増加する可能性があるため、全体的なスループットが向上する可能性があります。 FALSE
に設定すると、これはIDiaDataSource::loadDataFromIStream
と同じように動作します。 他の値に設定すると、動作は指定されません。
戻り値
成功した場合は、S_OK
を返します。それ以外の場合は、エラー コードを返します。 次の表に、このメソッドで返される可能性のある戻り値を示します。
値 | 説明 |
---|---|
E_PDB_FORMAT |
古い形式のファイルにアクセスしようとしました。 |
E_INVALIDARG |
無効なパラメーター。 |
E_UNEXPECTED |
データ ソースは既に準備されています。 |
解説
このメソッドでは、IStream オブジェクトを介して実行可能ファイルのデバッグ データをメモリから取得できます。
検証なしで .pdb ファイルを読み込むには、 IDiaDataSourceEx::loadDataFromPdbEx
メソッドを使用します。
特定の条件に対して .pdb ファイルを検証するには、 IDiaDataSourceEx::loadAndValidateDataFromPdbEx
メソッドを使用します。
(コールバック メカニズムを使用して) データ読み込みプロセスにアクセスするには、 IDiaDataSourceEx::loadDataForExeEx
メソッドを使用します。