IDiaDataSource
デバッグ シンボルのソースへのアクセスを開始します。
構文
IDiaDataSource : IUnknown
Vtable 順序のメソッド
次の表に、IDiaDataSource
のメソッドを示します。
メソッド | 説明 |
---|---|
IDiaDataSource::get_lastError |
最後の読み込みエラーのファイル名を取得します。 |
IDiaDataSource::loadDataFromPdb |
プログラム データベース (.pdb) ファイルを開き、デバッグ データ ソースとして準備します。 |
IDiaDataSource::loadAndValidateDataFromPdb |
プログラム データベース (.pdb) ファイルを開き、指定されたシグネチャ情報と一致することを確認します。 .pdb ファイルをデバッグ データ ソースとして準備します。 |
IDiaDataSource::loadDataForExe |
.exe または .dll ファイルを開き、ファイルに関連付けられているデバッグ データを準備します。 |
IDiaDataSource::loadDataFromIStream |
インメモリ データ ストリームからアクセスされるプログラム データベース (.pdb) ファイルに格納されるデバッグ データを準備します。 |
IDiaDataSource::openSession |
シンボルのクエリを実行するためのセッションを開きます。 |
IDiaDataSource::loadDataFromCodeViewInfo |
指定された CodeView 情報に関連付けられているデバッグ データを開き、準備します。 |
IDiaDataSource::loadDataFromMiscInfo |
指定されたデバッグ情報に関連付けられているデバッグ データを開き、準備します。 |
解説
IDiaDataSource
インターフェイスの load メソッドのいずれかを呼び出すと、シンボル ソースが開きます。 IDiaDataSource::openSession メソッドの呼び出しが成功すると、データ ソースのクエリをサポートする IDiaSession インターフェイスが返されます。 load メソッドからファイル関連のエラーが返された場合、IDiaDataSource::get_lastError メソッドの戻り値には、そのエラーに関連するファイル名が含まれます。
呼び出し元に関する注意事項
このインターフェイスは、クラス識別子 CLSID_DiaSource
とインターフェイス ID IID_IDiaDataSource
を指定して CoCreateInstance
関数を呼び出すことによって取得されます。 次の例は、このインターフェイスを取得する方法を示しています。
例
IDiaDataSource* pSource;
HRESULT hr = CoCreateInstance(CLSID_DiaSource,
NULL,
CLSCTX_INPROC_SERVER,
IID_IDiaDataSource,
(void**) &pSource);
if (FAILED(hr))
{
// Report error and exit
}
要件
ヘッダー: Dia2.h
ライブラリ: diaguids.lib
DLL: msdia140.dll