IDiaDataSource::openSession
シンボルのクエリを実行するためのセッションを開きます。
構文
HRESULT openSession (
IDiaSession** ppSession
);
パラメーター
ppSession
[出力] 開いているセッションを表す IDiaSession オブジェクトを返します。
戻り値
成功した場合は、S_OK
を返します。それ以外の場合は、エラー コードを返します。 次の表に、このメソッドで返される可能性のある戻り値を示します。
値 | 説明 |
---|---|
E_UNEXPECTED | IDiaDataSource オブジェクトは、以前にシンボルのソースで初期化されていません。 |
E_INVALIDARG | 無効な ppSession パラメーター。 |
E_OUTOFMEMORY | セッションを開くためのメモリが不足しています。 |
解説
このメソッドは、データ ソースの IDiaSession オブジェクトを開きます。
IDiaSession
オブジェクトは、データ ソースへのクエリを実装します。 セッションでは、デバッグ シンボルのセットごとに 1 つのアドレス空間を管理します。 データ ソース シンボルが示す .exe または .dll ファイルが複数のアドレス範囲でアクティブな場合は (複数のプロセスで読み込まれている場合など)、アドレス範囲ごとに 1 つのセッションを使用する必要があります。
例
IDiaSession* pSession;
HRESULT hr = pSource->openSession( &pSession );
if (FAILED(hr))
{
// report error
}