はじめに

完了

Azure Well-Architected フレームワークは、ワークフローが以下を満たすように支援することで、ワークロードの品質を向上させることができる設計フレームワークです。

  • 回復性、可用性、回復可能性を備える。
  • 必要に応じた安全性を確保する。
  • 十分な投資収益率を実現する。
  • 責任ある開発と運用をサポートする。
  • 許容される期間内で目的を達成する。

アーキテクチャ設計は常にビジネス目標に基づくものであり、投資収益率 (ROI) と財務上の制約を考慮する必要があります。 考慮すべき一般的な質問を次に示します。

  • 割り当てられた予算で目標を達成できますか?
  • アプリケーションとその運用の支出パターンはどのようなものですか? 優先度の高い領域は何ですか?
  • 使用率の向上や削減によって、リソースへの投資をどのように最大化しますか?

このモジュールで説明する概念は、ワークロードのコスト最大化に関するすべてのことを含むものではありませんが、ワークロードを設計する際の主要な原則とそれぞれで鍵となるアプローチの一部を表しています。 Well-Architected フレームワークのすべての柱の全体像を把握するには、アーキテクチャの計画および設計を開始する際に、「Azure Well-Architected フレームワーク」を参照してください。

このモジュールの各ユニットでは、1 つの設計原則とその原則に関連する 3 つのアプローチに焦点を当てます。 各ユニットのアプローチは、それらを実際のシナリオにどのように適用できるかを示す例を使用して補強されています。 例はすべて架空の会社に基づいています。

学習の目的

このモジュールを完了すると、コスト最適化の柱となる 5 つの原則を理解し、次のそれぞれに対する 3 つのアプローチについて知ることができます。

  • 予算、経費、レポート、コスト追跡を認識するチーム カルチャを構築する
  • 投資に対する最も高い収益率を達成するために必要なものだけに費やす
  • リソースと運用を最大限に使用する
  • 要件を再設計、再ネゴシエーション、または犠牲にすることなく、効率を向上させる
  • ワークロードの進化に合わせて継続的に適切なサイズの投資を行う

前提条件

  • データ ストレージ、コンピューティング、ネットワークなどのコア インフラストラクチャ テクノロジを使用したソリューションの構築または運用の経験
  • テクノロジ システムの構築または運用でビジネス上の問題を解決した経験