レッスン 2: 親レポートのデータ接続とデータ テーブルを定義する
Visual C# 用の ASP.NET Web サイト テンプレートを使用して新しい Web サイト プロジェクトを作成した後は、親レポートのデータ接続とデータ テーブルを作成します。
この記事の Transact-SQL コード サンプルは AdventureWorks2022
または AdventureWorksDW2022
サンプル データベースを使用します。このサンプル データベースは、Microsoft SQL Server サンプルとコミュニティ プロジェクトのホーム ページからダウンロードできます。
DataSet を追加してデータ接続とデータ テーブルを定義する (親レポート用)
[Web サイト] メニューの [新しい項目の追加] を選択します。
[新しい項目の追加] ダイアログ ボックスで、 [DataSet] をクリックし、 [追加] を選択します。 メッセージが表示されたら、 [はい] を選択して App_Codeフォルダーに項目を追加します。
このアクションにより、 DataSet1.xsd という新しい XSD ファイルがプロジェクトに追加され、データセット デザイナーが開きます。
[ツールボックス] ウィンドウから TableAdapter コントロールをデザイン画面にドラッグします。 このアクションにより、 TableAdapter の構成ウィザードが起動します。
[データ接続の選択] ページで、 [新しい接続] をクリックします。
このレッスンで Visual Studio で初めてデータ ソースを作成する場合は、[データ ソースの選択] ページが表示されます。 [データ ソース] ボックスで、 [Microsoft SQL Server] を選択します。
[接続の追加] ダイアログ ボックスで、次の手順を実行します。
[サーバー名] ボックスに、
AdventureWorks2022
データベースが存在するサーバーを入力します。既定の SQL Server Express インスタンスは (local)\sqlexpressです。
[サーバーへのログオン] セクションで、データへのアクセスを提供するオプションを選択します。 既定は [Windows 認証を使用する] です。
[データベース名の選択または入力] ドロップダウン リストで、 [
AdventureWorks2022
] を選択します。[OK] を選択し、 [次へ] を選択します。
手順 6. (b) で [SQL Server 認証を使用する] を選択した場合は、機密データを文字列に含めるか、またはその情報をアプリケーション コードで設定するかどうかを指定するオプションを選択します。
[接続文字列をアプリケーション構成ファイルに保存する] ページで、接続文字列の名前を入力するか、既定値の AdventureWorks2022ConnectionString をそのまま使用します。 [次へ] を選択します。
[コマンドの種類を選択します] ページで、 [SQL ステートメントを使用する] を選択し、 [次へ] を選択します。
[SQL ステートメントの入力] ページで、
AdventureWorks2022
データベースからデータを取得するための次の Transact-SQL クエリを入力し、[次へ] を選択します。SELECT ProductID, Name, ProductNumber, SafetyStockLevel, ReorderPoint FROM Production.Product Order By ProductID
また、 [クエリ ビルダー] を選択してクエリを作成し、 [クエリの実行] を選択してクエリを確認することもできます。
[生成するメソッドの選択] ページで、 [更新を直接データベースに送信するためのメソッドを作成する (GenerateDBDirectMethods)]チェック ボックスをオフにし、 [完了]を選択します。
警告
[更新を直接データベースに送信するためのメソッドを作成する (GenerateDBDirectMethods)] は、必ずオフにしてください。
これで、レポートのデータ ソースとしての ADO.NET DataTable オブジェクトの構成が完了しました。 Visual Studio の [データセット デザイナー] ページに、追加した DataTable オブジェクトにクエリで指定した列が表示されます。 DataSet1 には、クエリに基づいて Product テーブルのデータが含まれています。
ファイルを保存します。
データをプレビューするには、 [データ] メニューの [データのプレビュー] を選択し、 [プレビュー] を選択します。
次のステップ
これで、親レポートのデータ接続とデータ テーブルを作成できました。 次は、レポート ウィザードを使用して親レポートを設計します。 「レッスン 3:レポート ウィザードを使用して親レポートを設計する」を参照してください。