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SQL Server XTP (インメモリ OLTP) パフォーマンス カウンター

適用対象: SQL サーバー

SQL Server には、パフォーマンス モニターがインメモリ OLTP のアクティビティを監視するために使用できるオブジェクトとカウンターが用意されています。 SQL Server 2014 (12.x) 以降では、オブジェクトとカウンターがマシン上で指定した バージョンのすべてのインスタンス間で共有されます。

以前は、オブジェクトおよびカウンター名は XTP Cursorsのように、 XTPから始まりました。 SQL Server 2016 (13.x) 以降、名前は次のようなパターンとなります。

  • SQL Server <version> XTP カーソル

<バージョン> の場合、値は SQL Server XTP バージョンの年 (例: 2017) です。

SQL Server XTP パフォーマンス オブジェクト

次の表では、SQL Server パフォーマンス オブジェクトについて説明します。

パフォーマンス オブジェクト 説明
SQL Server の XTP Cursors SQL Server XTP Cursors パフォーマンス オブジェクトには、インメモリ OLTP エンジンの内部カーソルに関連するカウンターが含まれています。 カーソルとは、インメモリ OLTP エンジンが Transact-SQL クエリを処理するために使用する、低レベルの構成要素です。 このため、通常はユーザー側でカーソルを直接管理することはありません。
SQL Server XTP Databases SQL Server XTP Databases パフォーマンス オブジェクトは、インメモリ OLTP データベース固有のカウンターを提供します。
SQL Server XTP Garbage Collection SQL Server XTP Garbage Collection パフォーマンス オブジェクトには、インメモリ OLTP エンジンのガベージ コレクターに関連するカウンターが含まれています。
SQL Server 2016 XTP IO ガバナー SQL Server XTP IO Governor パフォーマンス オブジェクトには、インメモリ OLTP IO レート ガバナーに関連するカウンターが含まれています。
SQL Server XTP Phantom Processor SQL Server XTP Phantom Processor パフォーマンス オブジェクトには、インメモリ OLTP エンジンのファントム処理サブシステムに関連するカウンターが含まれています。 このコンポーネントには、SERIALIZABLE 分離レベルで実行されているトランザクション内のファントム行を検出する役割があります。
SQL Server の XTP ストレージ SQL Server XTP ストレージのパフォーマンス オブジェクトには、SQL Server のインメモリ OLTP のストレージに関連するカウンターが含まれています。
SQL Server XTP トランザクション ログ SQL Server XTP トランザクション ログ パフォーマンス オブジェクトには、SQL Server のインメモリ OLTP トランザクション ログに関連するカウンターが含まれています。
SQL Server XTP トランザクション SQL Server XTP トランザクション ログ パフォーマンス オブジェクトには、SQL Server のインメモリ OLTP のエンジン トランザクションに関連するカウンターが含まれています。