SQL Server XTP Garbage Collection オブジェクト
適用対象: 
SQL サーバー
SQL Server XTP Garbage Collection パフォーマンス オブジェクトには、インメモリ OLTP エンジンのガベージ コレクターに関連するカウンターが含まれています。
次の表では、 SQL Server XTP Garbage Collection カウンターについて説明します。
| カウンタ | 説明 |
|---|---|
| Dusty corner scan retries/sec (GC-issued) | ガベージ コレクターによって発行されたダスティ コーナー スウィープ (詳細なクリーンアップ) の実行中に、書き込みの競合が原因で発生したスキャン再試行回数に関する 1 秒あたりの平均です。 これは非常に低レベルのカウンターであり、お客様による使用は想定されていません。 |
| Main GC work items/sec | メイン GC スレッドで処理された作業項目の数です。 |
| Parallel GC work item/sec | 並列スレッドが GC 作業項目を実行した回数です。 |
| Rows processed/sec | ガベージ コレクターにより 1 秒間に処理された (平均) 行数です。 |
| Rows processed/sec (first in bucket and removed) | ガベージ コレクターによって処理され、最初は対応するハッシュ バケット内に存在し、直ちに削除することができた行の数に関する 1 秒あたりの平均です。 |
| Rows processed/sec (first in bucket) | ガベージ コレクターによって処理され、最初は対応するハッシュ バケット内に存在していた行の数に関する 1 秒あたりの平均です。 |
| Rows processed/sec (marked for unlink) | ガベージ コレクターによって処理され、既にリンク解除のマークが付いていた行の数に関する 1 秒あたりの平均です。 |
| Rows processed/sec (no sweep needed) | ガベージ コレクターによって処理され、ダスティ コーナー スウィープ (詳細なクリーンアップ) を必要としない行の数に関する 1 秒あたりの平均です。 |
| Sweep expired rows removed/sec | ダスティ コーナー スウィープの実行中に削除された、有効期限切れの行の数に関する 1 秒あたりの平均です。 |
| Sweep expired rows touched/sec | ダスティ コーナー スウィープの実行中に操作された、有効期限切れの行の数に関する 1 秒あたりの平均です。 |
| Sweep expiring rows touched/sec | ダスティ コーナー スウィープの実行中に操作された、間もなく期限切れになる行の数に関する 1 秒あたりの平均です。 |
| Sweep rows touched/sec | ダスティ コーナー スウィープの実行中に操作された行の数に関する 1 秒あたりの平均です。 |
| Sweep scans started/sec | ダスティ コーナー スウィープ スキャンが開始された回数に関する 1 秒あたりの平均。 |
例
sys.dm_os_performance_counters の動的管理ビューで次の T-SQL クエリを使用して、このオブジェクトのクエリ パフォーマンス カウンターの確認を開始します。
SELECT * FROM sys.dm_os_performance_counters
WHERE object_name LIKE '%XTP Garbage Collection%';