SharePoint で外部データを操作する
SharePoint アドインでは、SharePoint ページまたはコンポーネント内から、リモート Web アプリケーションまたはサービスによって公開されるデータを取得して操作しなければならないことがよくあります。 SharePoint サーバーでカスタム コードを使用できないため、アドインではこの目的のために JavaScript を使用する必要があります。 SharePoint アドイン用のモデルは、リモート データとサービスにアクセスするための複数のオプションを提供します。
SharePoint のクロスドメイン JavaScript ライブラリを使用して外部データにアクセスする
リモート インフラストラクチャにホストされるカスタム プロキシ ページを提供する場合は、クロスドメイン ライブラリを使用して、リモート Web アプリケーションのデータにアクセスできます。 開発者は、カスタム プロキシ ページを実装する責任を負い、リモート アプリケーションに対する認証メカニズムなどのカスタム ロジックが存在する場合は、その処理を行う必要があります。 リモート データ ソースと SharePoint ページの間での通信をクライアント レベルで行う場合は、クロスドメイン ライブラリを使用します。
この方法でライブラリを使用する方法の詳細については、「SharePoint のクロスドメイン ライブラリのカスタム プロキシ ページを作成する」を参照してください。
注:
SharePoint クロスドメイン ライブラリは、逆方向でも使用できます。つまり、リモート Web ページの JavaScript からこのライブラリを使用して SharePoint データへのアクセスに使用できます。 ライブラリのこの使用方法の詳細については、「クロスドメイン ライブラリを使用する SharePoint アドインを作成する」を参照してください。
SharePoint の Web プロキシを使用して、外部データにアクセスする
JavaScript クライアント オブジェクト モデルで公開されている Web プロキシを使用して、リモート データにアクセスできます (プロキシは .NET クライアント側オブジェクト モデル (CSOM) でも利用できますが、SharePoint サーバーで動作するコードでこのオブジェクト モデルを使用することはできません)。
Web プロキシを使用している場合は、SharePoint に最初の要求を発行します。 そうすると、指定されたエンドポイントに対して SharePoint がデータを要求し、応答をページに転送します。 リモート データ ソースと SharePoint ページの間の通信をサーバー レベルで行う場合は、Web プロキシを使用します。
プロキシを使用する方法の詳細については、「SharePoint で Web プロキシを使用してリモート サービスに問い合わせる」を参照してください。