Microsoft Visual Studio Ultimate または Microsoft Visual Studio Premium のコード化された UI テストがサポートされる構成とプラットフォームを次の表に示します。この構成は、テスト ランナーを使用して作成される操作の記録にも適用されます。
[!メモ]
コード化された UI テスト プロセスには、テスト対象のアプリケーションと同じ特権が必要です。
必要条件
Visual Studio Ultimate, Visual Studio Premium
サポートされている構成
構成
サポート状況
オペレーティング システム
Windows 7
Windows Server 2008 R2
Windows 8
32 ビットと 64 ビットのサポート
32 ビットの Microsoft Test Manager を実行している 32 ビットの Windows では、32 ビット アプリケーションをテストできます。
32 ビットの Microsoft Test Manager を実行している 64 ビットの Windows では、UI 同期を行う 32 ビットの WOW アプリケーションをテストできます。n.
32 ビットの Microsoft Test Managerを実行している 64 ビットの Windows では、UI 同期を行わない 64 ビットの Windows フォーム アプリケーションおよび WPF アプリケーションをテストできます。
アーキテクチャ
x86 と x64
[!メモ]
Internet Explorer は、Windows 8 以降のバージョンで実行される場合を除き 64 ビット モードではサポートされていません。
.NET
.NET 2.0、3.0、3.5、4、および 4.5。
[!メモ]
Microsoft Test Manager および Visual Studio が動作するには、いずれも .NET 4 が必要です。ただし、一覧のバージョンの .NET を使用して開発されたアプリケーションはサポートされます。
Internet Explorer 9 および Internet Explorer 10 での HTML5 のサポート: コード化された UI テストは、HTML5 コントロール (Audio、Video、ProgressBar、および Slider) の記録、再生、および検証をサポートします。詳細については、「コード化された UI テストでの HTML5 コントロールの使用」を参照してください。
注意
Internet Explorer 10 でコード化された UI テストを作成した場合、そのテストは Internet Explorer 9 または Internet Explorer 8 を使用して実行できないことがあります。これは、Internet Explorer 10 には Audio、Video、ProgressBar、Slider などの HTML5 コントロールが含まれているためです。これらの HTML5 コントロールは、Internet Explorer 9 または Internet Explorer 8 で認識されません。同様に、Internet Explorer 9 を使用するコード化された UI テストには、Internet Explorer 8 で認識されない HTML5 コントロールが含まれる場合があります。
Internet Explorer 10 のスペル チェックのサポート: Internet Explorer 10 には、すべてのテキスト ボックスに対するスペル チェック機能が含まれています。この機能を使用すると、提示される修正の一覧から選択することができます。コード化された UI テストでは、提示されるスペル候補の選択などのユーザー アクションは無視されます。テキスト ボックスに入力された最終的なテキストのみが記録されます。
Windows 8 上で実行する 64 ビット Internet Explorer のサポート: 以前は、Internet Explorer の 64 ビット バージョンは記録および再生用にサポートされていませんでした。Windows 8 と Visual Studio 2012 によって、コード化された UI テストは、Internet Explorer の 64 ビット バージョンで使用可能になりました。
注意
Internet Explorer の 64 ビット バージョンのサポートは、Windows 8 以降を実行しているときにのみ適用されます。
Internet Explorer 9 の固定サイトのサポート: Internet Explorer 9 で固定サイトが導入されました。固定サイトを使用すると、最初に Internet Explorer を開かなくても、Windows タスク バーからお気に入りのサイトに直接アクセスできます。コード化された UI テストは、固定サイトでの目的に応じた操作を生成できるようになりました。固定サイトの詳細については、「サイトの固定」を参照してください。
Internet Explorer 9 のセマンティック タグのサポート: Internet Explorer 9 で、セマンティック タグ (section、nav、article、aside、hgroup、header、footer、figure、figcaption、および mark) が導入されました。コード化された UI テストでは、記録中はこれらのセマンティック タグがすべて無視されます。コード化された UI テスト ビルダーを使用して、これらのタグのアサーションを追加できます。コード化された UI テスト ビルダーで、ナビゲーション ダイヤルを使用してこれらの要素に移動し、そのプロパティを表示することができます。
Internet Explorer のバージョン間の空白文字のシームレスな処理: Internet Explorer 8、Internet Explorer 9、Internet Explorer 10 の間には、空白文字の処理に違いがあります。コード化された UI テストは、これらの違いをシームレスに処理します。たとえば、Internet Explorer 8 で作成されたコード化された UI テストは、Internet Explorer 9 と Internet Explorer 10 で正常に再生されます。
Internet Explorer の通知領域が "エラー時に続行" 属性を設定した状態で記録される: Internet Explorer の通知領域のすべての操作が、"エラー時に続行" 属性を設定した状態で記録されるようになりました。再生中に通知バーが表示されない場合、それに対する操作は無視され、コード化された UI テストは次の操作を続行します。
Windows フォームと WPF のサードパーティ製コントロール
完全にサポートされています。
Windows フォームと WPF アプリケーションでサードパーティ製コントロールを有効にするには、参照とコードを追加する必要があります。詳細については、「コントロールのコード化された UI テストの有効化」を参照してください。