集計値の発行に関する誤りの修正
タスク時間を含むレポートで時間が二重にカウントされている場合は、このトピックの手順を使用して問題を修正できます。進行状況ダッシュボード、バーンダウンとバーン レート レポート、および残存作業レポートでは、作業時間が二重にカウントされることがあります。
[!メモ]
Microsoft Project を使用して親タスクと子タスクを作成すると、親タスクには、そのすべての子タスクに定義されている時間のロールアップが割り当てられます。一部のレポートでは、時間のロールアップが二重にカウントされないようにするために、時間のロールアップが Team Foundation に発行されません。Microsoft Project のマッピング ファイル属性である IfSummaryRefreshOnly を使用すると、サマリー タスクに割り当てられた時間が Team Foundation に発行されなくなります。サマリー タスクの時間のロールアップは、Office Project では表示できますが、Team Foundation では表示できません。詳細については、「Microsoft Project のフィールド マッピング ファイル」を参照してください。
基本的に、サマリー タスクとその子タスクの両方に工数フィールドの時間が含まれている場合は、タスク工数のレベルが二重にカウントされます。このような誤りを修正するには、概要 (親) タスクの [最初の見積もり] (アップグレードされたチーム プロジェクトの場合は [基準作業])、[残存作業]、および [実績作業] の各フィールドをクリアする必要があります。
必要なアクセス許可
この手順を実行するには、貢献者グループのメンバーであるか、または [このノードの作業項目を表示します] および [このノードの作業項目を編集します] のアクセス許可が [許可] に設定されている必要があります。詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。
親 (サマリー) タスクの時間フィールドをクリアするには
チーム エクスプローラーで、チーム プロジェクトの [作業項目] ノードを展開し、[サマリー値のある作業項目] チーム クエリを探します。
このクエリは、[チーム クエリ] フォルダーか、[チーム クエリ] フォルダーの下の [計画と追跡] フォルダーにあります。
クエリを実行します。
([すべて折りたたみ]) を選択して、親 (サマリー) 作業項目だけがクエリ結果に表示されるようにします。
Ctrl キーを押しながら A キーを押して、一覧表示されている親作業項目を強調表示します。
強調表示した領域を右クリックし、 ([Microsoft Excel で開く]) をクリックします。
重要 クエリ結果は、行を折りたたんだ状態で Microsoft Excel にエクスポートされます。これにより、親 (サマリー) タスクのみがエクスポートされます。
Microsoft Excel ドキュメントの、管理している区分パスおよびイテレーション パスで、次の 3 つの列の値をクリアします。
最初の見積もり
残存作業
実績作業
(省略可能) Microsoft Excel ファイルを保存します。
[!メモ]
この一覧の作業項目は作業項目 ID に基づき、作業項目クエリには基づきません。後で発生する可能性がある誤りを修正するには、手順 1. ~ 6. を繰り返す必要があります。
[チーム] タブで、[発行] をクリックします。
詳細については、「Office Excel での作業項目の発行」を参照してください。
データ ウェアハウスが変更を登録するまで 1 時間以上待ちます。
データ ウェアハウスの既定の更新間隔は 1 時間です。詳細については、「Change the Data Warehouse Refresh Frequency」を参照してください。
進行状況ダッシュボードまたはその他の作業レポートを表示して、変更が検出されたことを確認します。